岩井の本棚、SAHRAの本棚

スタッフがマンガ界のニュースとおすすめマンガを紹介します!

ゆうちゃんの理不尽な行動がじわじわくる!子育て漫画




リイド社のウェブコミックサイト「トーチ」で連載されていた作品の書籍化。
作者:横山了一さんの息子「ゆうちゃん」の理不尽かつ不思議な行動がじわじわ笑いを誘う作品。
表紙からゆうちゃんの言動が突き刺さる…


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画像をクリックすると通販ページに飛びます

子供育てたことないのでゆうちゃんだけなのかほかの子も一緒なのか分からないですが、すぐ飽きるゆうちゃんが淡白で大好きです。


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よく漫画で「流れている時間が違う」事を表現したい場面がありますが、マッハで飽きるゆうちゃんはそんな場面に適役!時代の流れははやいんだぜ!と体当たりで教えてくれている気がします。

あと、死にネタに対する反応が微妙に違うのも興味深い。なんで?


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スターウォーズは良い話だったから泣いちゃうけど普通に倒れると仕事の心配しかしないゆうちゃんほんとナイス。

ウェブでは読めなかった描き下ろしと、妻:加藤マユミさんの子育てエッセイ漫画も載ってます!ママ目線で描いたゆうちゃんは一味違う!

もっとゆうちゃんエピソード読みたいぜ~という方は
「北のダンナと西のヨメ。」

こちらもどうぞ!いくらはふりかけのようなものなので、正月におばあちゃんの家に行くと無限に出てきた思い出…
横山了一の作品はこちら


(札幌店/中谷)
  1. 2017/01/20(金) 11:00:24|
  2. 札幌店中谷

生き物を飼うということ




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犬を飼う 谷口ジロー



子供の頃に犬を飼いたいと強く願い、小学生のある時、我が家に突如として現れた犬は予想に反して可愛くなくて愛着が持てずに全然嬉しくなかった思い出があります。

親戚が新しい犬を飼いだしたので、前任の犬は用済みとなり(ヒドい)、ウチの父親が嫌々引き取る事になったという経緯から犬を飼う事になり、それまで幼心に抱いた「犬を飼いたい」という夢が脆くも潰えた瞬間でした。
種類は成犬で雑種、ブルドッグみたいな顔をしたヤツで、この種でよくある「ブサ可愛い」の可愛いが1ミリもない面構えをしており、挙句の果てに名前が「ナヌク」という
、何でそんな名前付けたの??と頭にクエッションマークが100個位浮かび上がるくらい謎多きネーミングセンスに悶絶の嵐が吹き荒れました。

犬を飼う楽しみって、その犬の特長やその時の季節や場所だったり、好きなキャラクターや人名からインスピレーションを受けたりしてなるべく可愛い名前を考えてあげるのが愛着を持つ一つの要因だと思います。

それが最初から名前が決まっていて「ナヌク」って知らされた日には思考を停止する他ありません。結局名前の由来は聞けずじまいですが、「何食わぬ顔 ナニクワヌカオ」(実際そんな顔してた)から「ナヌク」だと勝手に解釈しています。もしそれが正解だとしても酷いですね。

そんなナヌクも小学生の頃にやって来て、犬なのに糖尿病になったり、散歩の序盤で息を切らし腹を地面に付けて拒否したり、釣ってきた川魚を生のままエサとして貰ったり(もちろん食わない)、頭を触られるのを異様に嫌がったり、お菓子を地面に埋めたけど場所が分からなくなったりと思い出は尽きません。
あれから、なんやかんやで10年近く生きてくれました。ありがとう。
っと…我が家のどーでもいい話を長々すいません。

で、谷口ジロー「犬を飼う」です。
この本は原作付きが多い谷口ジロー作品の中でもピンでクレジットされているモノで言わば、ノンフィクションに近い実話が描かれています。
犬に川魚(一匹そのまま(生))をエサとしてあげる(私の仕業です)ような酷い話など無く、高尚な人間とペットの愛ある物語です。
ちなみに犬に川魚(生)を食わすのは御法度のようで命に関わることになるのでヤメましょう!

物語は15歳でこの世を去る愛犬の最後の一年間に焦点を当てて描かれています。
チラッと画像付きで解説します。
※主人(谷口ジロー)が「孤独のグルメ」の井之頭五郎に似ておりますがメシは食いません※


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河原で遊ぶ犬を見守る谷口夫妻。犬の足は弱りはじめており、おぼつかない。
二人は複雑な心境だというのが痛い程伝わってくる。


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どんどん老化していき、散歩も人の手を借りなければならない状態。「犬にとって食事の次に楽しみなのが散歩だ」とあるが、自由に歩けない姿を見るのは辛い。


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そんな、お互いにとって辛い日常にひと息つく瞬間がある。

あとがきでこの作品が出来上がる経緯を作者自身の言葉で書かれてますが、
「子犬の頃から死ぬまでの長編になる物語を考えていたのですが、読切となるとそうもいきません」
-中略-
「もう少しゆとりの感じさせるコマも必要だったのではないかと後悔しています。」とありますが、この主人と犬がブロック塀近くでひと息つく1ページに全てが凝縮されていると感じます。

そして、悲しい時がやってきます。
生き物を飼うというのは死ぬまで面倒を見る事。簡単で単純ではありません。
この短編42ページでよく分かります。


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次ページは…
「そして…猫を飼う」
あらら、次は猫ちゃん飼うんですね。

と、谷口家に新たな飼うシリーズが始まります。
このお話はここで紹介しませんが、決っして犬が死んじゃったから、次は猫を飼おうという能天気なモノではなく、犬を亡くし傷心の夫婦が、ある日貰い手がいない猫を連れて帰ってきて飼う決心をする心優しき物語です。

あの日ナヌクを連れてきたウチの親父も同じ心境だったのでしょうか。
何にせよ、今でも犬を飼うという夢を諦めきれないでいる担当田村でした。
ちなみに「犬を飼う」の犬の名前は「タムタム」で夫妻に「タム」と呼ばれています。
私も両方同じ呼び名で職場で呼ばれているので複雑な心境でした。

谷口ジロー作品の通販はこちら
https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/serchKeyWord?categoryCode=1101&keyword=%E8%B0%B7%E5%8F%A3%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%83%BC

札幌店 田村
  1. 2017/01/19(木) 11:00:27|
  2. 札幌店田村

前回のブログで今年邦画すごかったねーって話してるのにそこにヒメアノ〜ルを入れ忘れたのが一生の不覚なのでちょっと森田くんに刺されても文句言えない




 先日散々発売延期になってた「ジ・アート・オブ・シンゴジラ」がやっっとこさ届きました。思ったより文章の量がはるかに多くて読破するのはきっと当分さきだろうなーと思いますはい。そーいうわけでとりあえず写真とかコンセプト画だけぱらぱらーっと眺めてる日々なんですがこうしているとあの時の感動が蘇ってアアアアアアーーーーーーーーーー!!!!

 自分がシンゴジラを結局6回観に行ったのにはそれなりに理由があってですね、あの冒頭の「何が起こってるか全然判んないけどもう状況が取り返しの着かないくらいに進行してる不穏な空気」とかゴジラが初めてまともに画面に映って初めてBGMが流れるシーンとか散々ゲロビームだの内閣総辞職ビームだの言われるみんな大好き放射熱線で東京壊滅するシーンとかそうして苦い思いをさせられ続けて最後の最後にやっとやっと反撃に転じて宇宙大戦争マーチが流れるシーンのカタルシスがもう大好きでアアアアアアアーーーーーーー!!!!そして予約開始されたシンゴジラのブルーレイ三枚組をアアアアアアアアーーーーーーー!!!!!(Amazonでスチールブック付きと一緒にマイケル・マン監督「ヒート」20周年記念ブルーレイを予約する音)



 というわけで年末は久しぶりに大学の友人と会って飲んで部屋に泊めたりしてました。どういうわけだ。それは僕にもわからない。密室に男2人で一晩。何も起きないはずはなく…(何も起きませんでした)。



 とりあえず久々に会って学生時代のことを話したりして思い知ったのは、学生時代って本当に楽しんでたんだなということでした。レポートに追われてたあの日々が懐かしいです。そんな気分で今回紹介するのはこれです。


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ワールドゲイズクリップス(五十嵐藍 著 全4巻 角川書店)

 

 主に高校生の少年少女たちの青春をオムニバス形式に描いた作品。いくつかのエピソード、いくつかの主人公たち。ちょっとした家出とか、文化祭の準備とか、放課後にする無駄話とか、子供時代のほんの一瞬をきりとったばらばらなお話のなかで共通しているのは、これまでとこれからの日々に対する虚無感。漠然とした諦め。空虚感。わかりますか、思春期に感じたアレです。あのむやみなアンニュイさ。あの感じです。「こんなことしててなんか意味あんのかな」っていうアレです。そして何度も何度も訴えてくるのは、意味なんかあろうがなかろうが何もかも必ず変わっていくということ。



「もうすぐ卒業。どう思う?

 最近教室に入るとさあ、進路とか将来の話とか、みんなで離ればなれになるための相談をしてるみたい。(中略)時々なんか変なむなしさみたいなものを感じてさ。もうすぐみんなバラバラ。過ぎてく。忘れてく。なくなってく。今までがなんか無意味くさいなって…」(1巻収録「ウォーキングウィズアフレンド」より)



アアアアアアアアアアアアア!!アアアアアアアアアーーーーー!!!!(言葉に出来ない感情の波にもまれて床を転げ回る)



この作品で特に好きなエピソードがあって。家庭に問題がある優等生の委員長と同じクラスの不良が一緒に家出してみる「放課後ロスト」と、まああとは2巻全部なんですけど。



放課後ロストでは、「家出したって状況は何も変わらない」という委員長に対して不良がこんなことを言います。



「最近なにしてた?今の私たちなんか一瞬だよ。クラスメイトとの賑やかな日も過ぎてく。カップルが永遠の愛を誓っても嘘になるかもしれない。悩みもいつか消えてく。明日全部なくなるかも。委員長が望んでも望まなくても嫌でも変わってくよ」(1巻収録「放課後ロスト」より)



そしてこの直後に家出を通じてちょっと仲良くなった2人はあっさり離ればなれになる。



2巻の「橙色の時間とさようなら」では高校を中退した男の子が元クラスメイトの女の子に告白してフラれる。そのときのこんなやりとり。



「どうかさ、ずっとそのままでいてください」



「…んー、無理です。きっと変わっていきます」

(2巻収録「橙色の時間とさようなら」)



アアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!

 

このさァ、作品通して流れるダウナー過ぎる空気感とか、今悩んでることとか時間が経てばきっとどうでもよくなったりするってどこかで判ってるからこその通過儀礼的な諦念とかがたまらなくてんああああああ!!

 だって実際自分が昔どんなことで悩んでたかなんておぼえてないじゃないですか。この作品の登場キャラたちも今でこそ内面的なセカイのことでグジグジ言ってるけど結局はあっさりいろんなことに順応して普通に社会とか外の世界にむかっていくんですよきっと。そういうことを読者もキャラもどこかで悟ってるから感じる「今この瞬間」に感じるセンチメンタルな気持ちなアレやそれがほんとに、ほんとにたまんないっていうか久々に読んだら刺激が強すぎて死にそうたすけて。



基本的にこの作品って登場キャラがみんな揃ってくだらない言葉あそびとか暇つぶしで何となく思いついたことをするだけなのになんだかよくわからない切迫感とかがあって。あえて傍からみてると心底どうでもいいよくわからないようなことで遊んで時間をつぶすのはそれが多分当人たちにとって本当に切実なことだから。どんなことでもいいから今一緒にいる人たちと何かを残した気にならないといつか本当に何もかも消えてしまうと思っているからなんじゃないかなあと思いました。



2巻に登場する里美とユウは、文化祭の準備中に出会って暇つぶしを通じて少し仲良くなるけど、ユウが近々転校することを告げたとたんお互いに距離をとるようになってしまうんですが、そのときのユウの台詞がね。ホントね。



「でもそういうのって、どうやったってあるもんだよね。小学校中学校過去の友達って今も全員友達?(中略)全部は持っていけなくて、ぽろぽろ落としていっちゃうんだ」



ほんとにねー、なんかねー、昔すごい仲良かったのにいつの間にか疎遠になってて、久々に会ったりしたはいいけど全然上手くいかないのって誰にでもあるじゃないですか。ていうかよくよく考えたらその人とどうやって仲良くしてたかもう全然思い出せないし、別にその人がいなくても自分の人生もその人の人生も問題なくまわるし、でも何かが欠けたっていう感覚はまちがいなくあるしでもう何これ、何の話?これ。ほんとね、そんな感じなんでね、本当にこの台詞が当時の自分に刺さっちゃって、なんか涙がとまらなくなったんですわ。お前いつも泣いてんじゃねえかって話なんですけどね、ほんと…ふううううわあああああああああああああああああああああ!!!!!!!もう駄目だだれかぼくを殺してくれ…







始終テンションが低くて諦めや漠然とした絶望ばっかりの漫画です。でも、良いことがあっても、哀しくても悩んでても、時間が経てば何もかもいつかは嫌でも変わっていって全部忘れて行って、そうして全部なくなったって、あの日あのときあなたが感じたなにもかもがあなたにとっては尊くて大切だったのだと、そういう風なわりと前向きなメッセージを伝えてくれている気がします。



「ワールドゲイズクリップス」の通販はこちら。
https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/serchKeyWord?categoryCode=11&keyword=%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%82%BA




(担当 斧)

  1. 2017/01/18(水) 11:00:54|
  2. 中野店斧




アローラ!

年末年始のコスプレで顔を黄色塗りのピカチュウをして肌が荒れて化粧水が痛いうめだ店吉田です。
あんまり乳液は好きじゃないけど仕方なく保湿の為に使ってます。

美意識はやはり高くしないとですね!

と言う事で今回紹介する作品はコチラ


1月2日表紙


そう。ポケットモンスターSPECIAL X.Y です。
つい最近に最終巻発売されましたね。
以前にはルビサファシリーズを紹介しております。


ポケスペシリーズは主人公の名前がタイトル同様の名前、、
例)初代はレッド
  ルビー・サファイアは男の子がルビー女の子がサファイア
だったりするのですが今回はX.Yなのでワイっと名前になるのかな?と連載前から思っておりました。
結局、ワイでした。

ちなみにワイと言えば、うめだ店のコミックスタッフ吉野 は従業員カラオケで、
「ワイは猿や!プロゴルファー猿や!」とフレーズを叫びながら熱唱に入ります。



コミックの紹介に戻りますが、X.Yといえばメガシンカが初登場した作品ですので、もちろんコミックでも!

かつてジュニアの大会で有名となった主人公が、周囲の大人たちのせいで部屋にこもってしまいます。


1月2日の1


しかし、ある出来事で外に出され、メガシンカに関わったばかりに旅に出る事に。
だれも信用せず、ポケモンにも心を開かなくなった主人公がメガシンカの謎を追う中で人・ポケモンの仲間を作って行く成長物語ですね!


1月2日の2


併せて、初めて主人公の着せ替えが出来る様になった作品ですがコチラは反映されておりません。
女の子主人公はショートカットが良かったです・・・残念です・・・

しっかり原作登場人物が出てくるのはもちろん、次の作品への伏線もあり原作をプレイしている方には、
「あ!これは!」と思うシーンが多数あります。
もちろんプレイした事ない方も楽しめますけど!

ぜひ漫画を読みこの機会にポケモンをしましょう!

今回紹介した作品の通販は コチラ !!


(うめだ店/吉田)
  1. 2017/01/17(火) 11:00:45|
  2. うめだ店吉田

まんだらけスタッフがえらぶ2016ベストコミック




お久しぶりです。厄年を終えた岩井です。

2016年のコミックランキングもおおむね出揃いましたね。
このマンガを読め!の1位が「中間管理録トネガワ」
フリースタイル版が「盆の国」と、納得のいく順位。
きのうは「俺マン2016」のランキングが発表されました。こちらも見ごたえのあるランキングでした・・・。

まんだらけでもコミックスタッフが今年読んだ本のよかったものをレポートしていますのでどうぞ。

各社主催の各ランキングは票によってランキングの順位をだしますが、うちのコミックベストは個人の好みを強引に点数にして集計してもあんまり意味ないかなと思うので、総合順位とかはありません。
まただいたい各ランキングは「2015年11月から2016年10月までに単行本になったもの」みたいな縛りがありますが、まんだらけは古本屋ですので、過去に発行された本すべてから選んで可、です。
WEB媒体や雑誌に発表されて本になってないのでも、べつに構いません。

http://mandarake.co.jp/information/column/iwai/2016best/index.html

なお2015年など過年度も「岩井の本棚」トップの右下ーのほうにションボリとありますのでこちらからどうぞ。

http://mandarake.co.jp/information/column/iwai/

え? なんで2009年から2015年まで妙に開催されてない期間長いのかって? 2010年度の原稿をつくったのに、WEBマスターが載せてくれなくて大喧嘩になったからです! つまりはしがらみ! しがらみなのです!

  1. 2017/01/16(月) 11:00:15|
  2. スタッフおすすめコミック

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