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<title>岩井の本棚BLOG</title>
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<description>まんだらけ中野店で働く岩井のコラム「岩井の本棚」BLOG出張版</description>
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<title>バカにされたわたくしの故郷、新潟　/　新潟の雪はどっちにせよギトギト　/　次郎食って涙する人々が250万人も。それも日本海側に</title>
<description> 今日の大阪は雨降ってて寒いです。あっという間に冬になりそうですね。冬といえば雪。雪といえば新潟です。僕は新潟県出身ですが、年々降雪量は少なくなってきています。それでも5センチ降雪しただけでツルツル滑って転んで7時のＮＨＫのニュースでさらされるような都民の方とは異なり、タイヤで雪が踏み固められツルツルになった路面でも自転車に乗れる程度には雪慣れしてて、こういうスキルは中々衰えんものだなあと感じたりもし
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<![CDATA[ 今日の大阪は雨降ってて寒いです。あっという間に冬になりそうですね。冬といえば雪。雪といえば新潟です。<br><br>僕は新潟県出身ですが、年々降雪量は少なくなってきています。それでも5センチ降雪しただけでツルツル滑って転んで7時のＮＨＫのニュースでさらされるような都民の方とは異なり、タイヤで雪が踏み固められツルツルになった路面でも自転車に乗れる程度には雪慣れしてて、こういうスキルは中々衰えんものだなあと感じたりもします。<br><br>さて12月新刊予定表見ていたら「ばりごく麺」が４巻で<完>マークが。いつのまにか連載終了してたんだ、けっこう売れてると思ってたのにな・・・と思いつつ3巻読んでいたら、あまりにバカバカしくてキャッキャいいたくなる描写が登場しました。<br><br>「ばりごく麺」はあの能條純一の新作はなんとラーメンマンガ！ということで話題になりましたが、設定はいつもの能条パターン。<br>能条パターンというと物凄い大雑把にいうと、一人の天才・・・努力系の秀才じゃなくて発想が豊かで感覚が鋭敏なという意味で・・・がその天性を発揮するのを、言葉使いが丁寧なメガネの凡人が「・・・すごいです！」などとレポートする・・・というパターンです。題材がバイオリンだったり外科手術だったり将棋だったりはては超能力だったりしても、天才のレポートであるという点ではかわりがありません。これは傑作「哭きの竜」「翔丸」から確立したスタイルでしょうか。人のいいメガネ男は「月下の棋士」以降からの慣例です。<br><br>ほかにも<br><br>「ライバルが能面系の秀才もしくは貴公子」<br>「好きになった女は病気で死ぬ」<br>「ライバルとまでは行かなくても、主人公に心酔した２番手以降の好敵手はよく死ぬ」<br>「で死ぬときは血を吐くことが多い」<br>「主人公は三白眼で黒目が平坦、人付き合いがヘタで、しかも意味不明なところで義理堅い(雨の日に傘をささずに待つのを好む)」<br>「登場人物にスキンヘッドが多い」<br>「日本を牛耳る権力者がいて、だいたいそいつは胡坐になって女にフェラさせてる(擬音は「あふっ」)」<br><br>などが特徴として挙げられます。<br>なんだかんだいってやっぱり僕も好きなんです、能条純一先生。翔丸と哭きの竜は2年に一回くらい読み返してますね。<br><br>でその「ばりごく麺」は当然ラーメンの天才の話。伝説の中華料理人がラーメンでも・・・という話ですが、いつものように無表情鉄面皮のライバルも出てこんし、病弱な悲劇のヒロインも出てこず、かといってメガネ君の修行・成長ストーリーでもなく。驚愕のテボ湯きり技で度肝を抜かれたものの、正直展開はやりづらそうだなあと感じます。能条先生と題材があんまりしっくりこないというか。<br>さて今３巻では舞台である来来軒のバイトの子が故郷の新潟に帰るかも・・・じゃあ最後に新潟にちなんだラーメンで思い出を作ってやっか・・・と主人公麺太とメガネ君朗馬がラーメンを作りあう・・・というストーリー。<br><br>一応補足ですが、新潟県は縦にダダっ広いので地方独自のラーメンが乱立してて「新潟ラーメン」と一言で括れるものはありません。新潟市内は薄味のしょうゆラーメン、巻は一部で濃厚赤ミソラーメン(丼が茶色いすり鉢系)、中越(燕･三条)は太麺背油ギトギト、長岡は生姜＋大量のチャーシュー・・・と地方によって様々ですが、市内以外は一部の人気店のスタイル(こまどり・福来亭・青島食堂)が周囲に広がっていったケースで、既にその地ではあたりまえのようにそういったラーメンが食べられてた・・・というものでもないし、たとえば喜多方ラーメンとか博多ラーメンのような外見的な知名度もないので、知らない人が一目見て「ああこれが新潟ラーメンね」とビジュアル一発で表現できるような外観を持ってないのです。<br><br>じゃあどうやって新潟を感じさせるラーメンをつくるのか？　と思いつつも読んでいくと、まずメガネ君が作ったのはこんなの。<br><br><img src="http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/rame1.jpg" alt="rame1.jpg" border="0" width="400" height="370" />
<br><br>粉チーズが雪！　ああまた表層的な新潟のイメージで来ちゃった、雪ねえ・・・それはいいけど粉チーズ！？　これ正直言うと「なんか白っぽいもの振りかけてえな」っていう前提ありきのラーメンですよね。あといくらバイトの子がパスタ、それも粉チーズいっぱいのクリームパスタが好きだから、っていっても、じゃあ何も無理くりラーメンにしなくてもいいんですよ。パスタ作ればいいのに。だってメンマに粉チーズ。しょうゆで煮込んだチャーシューに粉チーズ。合うわけないじゃないですか！　<br><br>で、ラーメンに雪みたく白いのかけるんだったら、もっとラーメンに合うやつあるじゃない・・・というとこうなる。<br><br><img src="http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/rame2.jpg" alt="rame2.jpg" border="0" width="400" height="318" />
<br><br>なんか次郎みたいなブタ＋もやし＋キャベツ山脈なラーメン出てきたなーとボンヤリとおもってるとやっぱり平ザルが出てくるわけですよ。<br><br><img src="http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/rame3.jpg" alt="rame3.jpg" border="0" width="400" height="326" /><br><br>あいつのラーメンが粉雪なら、おれのはどか雪だ！とばかりに背脂です。まあね、やっぱりね。雪に見立てられそうな白いラーメン食材っていったら背脂しかないですもんな。粉チーズ思いつく方がレアケースです。むしろ粉チーズ使う段階で「気ィ使って何気に先輩立ててんだな、メガネ君」とバイトの子が感づくと思うな。<br><br>麺太は新潟の重いどか雪をみるたびに、来来軒ですごした日々、俺の作ったラーメンを思い出せ・・・というが、背脂ギトギトニンニクマシマシ、平ザルの目から背脂がニュッチャニュッチャと振り下ろされる駄イメージが、能条先生の達筆にかかるとこんなきれいなシーンになるんだから不思議です！　<br><br><img src="http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/rame4.jpg" alt="rame4.jpg" border="0" width="400" height="298" /><br><br><img src="http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/rame5.jpg" alt="rame5.jpg" border="0" width="400" height="429" /><br><br><img src="http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/rame6.jpg" alt="rame6.jpg" border="0" width="400" height="209" /><br><br><img src="http://blog-imgs-38-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/rame7.jpg" alt="rame7.jpg" border="0" width="400" height="631" /><br><br>これラーメンに背脂ジャッジャってふりかけるシーンですよ！？丼のフチには白い飛沫がビッシリ、口の周りはニッチャリ、テーブルふきんは脂でネトネト・・・そんな背脂がこのイメージ！綺麗事すぎます！　<br>しかし背脂ラーメン食べたら新潟を思い出せ、ではなくて、新潟で雪が降ったら背脂ラーメンを思い出せ、だったりするのもふつうは逆じゃないでしょうか。ああ雪だ、雪が降ってきた・・・そういえば次郎のラーメン喰いてえな・・・ということです。これは叙情のカケラもない初雪の印象ですね。その雪のきれいではかない印象も粉チーズor背脂。どっちにせよコテコテギトギトですね。<br>上中下越の県民250万人は2月ともなるとどこでも雪で苦しめられますが、この雪も背脂なんだなとおもえばノドが鳴るというものです、都下のラーメン次郎でラーメン見た瞬間にジンワリと涙ぐむ男性がいたら、それこそ新潟県民です・・・ってんなわけあるか！　新潟県民も「おたくの雪、背脂みたいですね」っていわれたら表面上はニコニコしてても根に持ちますよ！<br><br>しかしですね、新潟・燕には背脂系の発祥ともいわれる福来亭系のラーメンがあり、不覚にもこの背脂シーン見てノドを鳴らしてしまう人間も一部いる(僕含む)ということも残念ながらまた事実なのです！　<br><br>さて今回のタイトルは県人の忸怩たる思いを代弁したらこんなになってしまいました。県民のみなさん是非「ばりごく」3巻読んでください！
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<dc:subject>こねた</dc:subject>
<dc:date>2009-11-16T22:13:20+09:00</dc:date>
<dc:creator>まんだらけ岩井</dc:creator>
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<title>ピノコ</title>
<description> 先々週のチャンピオンから手塚治虫生誕80周年×チャンピオン40周年企画として、「ブラックジャック特集号」と銘打ち、チャンピオンで連載してる作家陣にブラックジャックのキャラを描かせたり、手塚先生やブラックジャックにまつわるエピソードを紹介したりとなかなかの読み応えですが、吉本浩二の「ブラックジャック創作秘話」がとにかく最高の出来・ありえない輝きだったんです！手塚先生スランプの時代にブラックジャックで人気
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<![CDATA[ 先々週のチャンピオンから手塚治虫生誕80周年×チャンピオン40周年企画として、「ブラックジャック特集号」と銘打ち、チャンピオンで連載してる作家陣にブラックジャックのキャラを描かせたり、手塚先生やブラックジャックにまつわるエピソードを紹介したりとなかなかの読み応えですが、吉本浩二の「ブラックジャック創作秘話」がとにかく最高の出来・ありえない輝きだったんです！<br><br>手塚先生スランプの時代にブラックジャックで人気が再燃、多くの産みの苦しみを抱えていた手塚先生のエピソードと、ありえない創作秘話を一挙公開!　といういってみれば企画ものですが、単なる企画モノとは思えないアクの強さにビックリです！　とにかく手塚先生イコールマンガの神様、という我々自身も信じていたい偶像を、意図的なのか意図的でないのか崩し去ってしまっています！<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu1.jpg" alt="tedu1.jpg" border="0" width="400" height="314" /><br><br>スランプの時の横顔、目が遠く見すぎてて口半開き。めっちゃさびしそうです！なにしろ最初に出てきた手塚像がコレなので「これはこの先、吉本浩二に仕切られるがままにならざるを得ないな」とアキラメのためいきが生まれるのみの素晴らしい導入部です！
<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu2.jpg" alt="tedu2.jpg" border="0" width="400" height="176" /><br><br>わりと日本の男性にしてはスリムでスマート、紳士と言うイメージの手塚像を覆す汗だくで首タオル汚いオッサン然とした手塚先生。こてっちゃんとか大すきそうですね。だからイイシーンのはずのこんな大ゴマも
<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu3.jpg" alt="tedu3.jpg" border="0" width="400" height="448" /><br><br>ぜんぜん感動せず笑いがこみ上げてきます。僕も店長にこのマンガを紹介されたときに「漫☆画太郎ぽい」といわれて「手塚治虫が画太郎。そんなバカな」と思ったものの、一目見て言っている事が100パ理解できました！　絵は雄弁です。
<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu4.jpg" alt="tedu4.jpg" border="0" width="400" height="408" />
<br><br>だから最高の笑顔、もおっさんがホッピー飲んでイヒヒと笑って猥談してるようにしか見えないし、<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu5.jpg" alt="tedu5.jpg" border="0" width="400" height="313" /><br><br>自分のポリシーと感性にゆるぎない自信を持ってるこのシーンも「何この絵、このセリフ！」と笑いを助長させるだけです。ちなみに手塚先生の描く自動車のタイヤは白抜きで、そこに確固たるポリシーがあると言うシーンです。<br><br>
<img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu6.jpg" alt="tedu6.jpg" border="0" width="350" height="547" />
<br><br>手塚先生の子供のような無邪気さと好奇心を現したこのシーンも、ちょっと無邪気すぎてアレだよなあこれじゃあ・・・というくらい爆発してますね。<br><br>ただこのオッサンぽくてスマートではけしてない手塚先生が、いままでの神様手塚よりも、惹かれるものがあるのも厳然たる事実なんです！人間臭いとか、凄い熱意とか努力とか、そういうありがちなコトバを吹っ飛ばす、ホントにすごい人間だけが持つインパクトと、このエピソードを伝承しなきゃなと思わせる力と言うか。そういった意味では、吉本浩二氏ほど手塚先生のインパクトと伝説を表現できる作画家もいないわけで、この仕事を組み立て企画した中の人はすごい眼力です。長嶋茂雄伝とかイチロー伝とか、そういう怪エピソードの多い人物の伝記マンガはすべて吉本浩二にやってもらいたい所存です！<br><br>とにかくこの２話は単行本になったり収録される媒体がないので、可能性として今後読めなくなるということが最大の悲しみ。これは全マンガファンに読んでほしいですね。今であればまだ、先週のチャンピオンは売ってる店があると思うので是非一部だけでも読んでください！<br><br><br><br>で、もうひとつチャンピオン連載陣や有名作家が手塚先生の思い出を語るという企画もあり、そこに作家さんがブラックジャックを描くコーナーも。たとえば<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu7.jpg" alt="tedu7.jpg" border="0" width="350" height="518" />
<br><br>藤子A先生と浜岡先生だったらこんなカンジで自分流にグッと引き寄せたブラックジャックを描いてくれ、そこに体験談を記す、と。山上たつひこだったらガキでかっぽいブラックジャックというか、ブラックジャックのコスプレしたこまわり君をえがくわけです。自分の特徴と相手に対する敬意を両方示すにはそうなりますよね。<br><br>ところが手塚先生と長い間チャンピオンを支えていた代表とも言える水島新司先生の描いたブラックジャックは、さすがにそんな遠慮など全然ないすごいものでした！<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu8.jpg" alt="tedu8.jpg" border="0" width="400" height="364" /><br><br>これです！　手塚先生はやっぱりトップの存在だった・・・と述懐してますが本文にはピノコについてなんにも触れていませんが、とにかくピノコ、ピノコ、ピノコです！　ふつうだったらドカベン登場人物ぽいブラックジャックを描くとか、そういう近寄ろうとという姿勢をみせるのが通常ですが、そんな歩み寄りはナシ、しかしだれよりも水島先生がピノコを好きなんだろうなあ～と思うほかない描きっぷりなので、誰よりも手塚先生をリスペクトしてるように見えますです！　<br>布団にくるまるピノコ、おお泣きするピノコはいいとして、<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu9.jpg" alt="tedu9.jpg" border="0" width="170" height="390" />
<br><br>こんな白いレオタード着たピノコなんて出てきたっけ！？　しかもこの寸詰まり感！　2.5頭身！　なんかミノ虫っぽい！<br>水島先生にとってさっちゃんが永遠の妹であり少女なんだなというのは里中との結婚シーンで大いにモヤモヤしたものを胸にこみ上げさせましたが、今回も！　なんだかヤバいものを見てしまったなと思わせる堂々たる描きっぷりです。たぶんこの企画で初めてピノコ描いた、ってカンジじゃないんです。一回や二回じゃないと思う、このピノコは。<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu9.jpg" alt="tedu9.jpg" border="0" width="170" height="390" /><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu9.jpg" alt="tedu9.jpg" border="0" width="170" height="390" />
<img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/tedu9.jpg" alt="tedu9.jpg" border="0" width="170" height="390" />
<br><br>どうですか、萌えてきませんか！　とにかくこの奇跡、48号と49号をマンガ喫茶でもいいから読んでください！！！

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<dc:subject>こねた</dc:subject>
<dc:date>2009-11-10T00:00:15+09:00</dc:date>
<dc:creator>まんだらけ岩井</dc:creator>
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<title>1年後にわかったよしなが先生の誠実さ</title>
<description> 08年11月28日に、この記事で「きのう何食べた？」について取り上げました。雑誌掲載時の同作で、年末にケンジがひとりサッポロ一番みそラーメンをつくる・・・と言う話です。この回のフリーダムにインスタントラーメン（以下袋ラーメン）をつくるというのが好きで。たぶん男にとって最初に料理に手を出すところ、っていうのが袋ラーメンなんじゃないかと。袋ラーメン→野菜炒め→チャーハン・・・という流れです。まあこれだけできれ
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<![CDATA[ 08年11月28日に、<a href="http://www.mandarake.co.jp/information/column/iwai/food/046/index.html" target="_blank" title="この記事">この記事</a>で「きのう何食べた？」について取り上げました。雑誌掲載時の同作で、年末にケンジがひとりサッポロ一番みそラーメンをつくる・・・と言う話です。<br><br>この回のフリーダムにインスタントラーメン（以下袋ラーメン）をつくるというのが好きで。たぶん男にとって最初に料理に手を出すところ、っていうのが袋ラーメンなんじゃないかと。袋ラーメン→野菜炒め→チャーハン・・・という流れです。まあこれだけできれば生活はとりあえず出来ますな。魚をおろす必要はないけれどとりあえず炒めが出来れば食いもんは出来る、と。<br><br>よく草食系男子、肉食系男子とかいうし、その特徴もこまごまといわれたりしますが、両者のボーダーは「片栗粉が台所にあるかどうか」だと思います。肉炒めてあとレンジご飯とカップ味噌汁、という生活の男子は片栗粉を必要としないですからね。それに肉食系の男子はなにかにとろみをかけようとしないと思う。あと肉にはトロミかけなくとも食えるが、野菜はあんかけ状にすること多いし。だとすると僕は草食系と言うことになりますが、ちょっとそれもフに落ちんですね。<br><br>まだ単行本に収録されてないことし９月掲載の「きのう何～」で、料理の腕前が玄人はだしのゲイ男性が出てきましたが、彼氏は「クスクスをつくったり、フランベしたり、タジン鍋を持っている」ようなヒトだという記述がありました。この辺の記述が料理をやりこんだヒトにありがちで「あはは、あるある」というカンジで笑わせてもらいましたね。料理に凝るの極北が「タジン鍋を持っている」だと思います。<br><br>流れ的には「コショウを手挽きしたがる」→「けっこうする圧力鍋を買う」→「鮫皮のわさびおろしをつかう」→「有次に興味をもつ」→「銅でできた丼用の鍋、卵焼き用のフライパンがある」→「鍋とかは使い古しだけど、ザルとかボウルとかに金をかける」→「契約農家を使い出す」→「パスタマシンの切り刃が3種類以上もってる」→「スパイスまでオーガニック」→「タジン鍋」という流れではないでしょうか。<br><br>話がずれてしまいましたが、さてその「きのう何食べた？」3巻出ましたね。ということで前回気付いたキャベツと白菜の記述ミスはどうなっていたかと言うと・・・。<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/p6.gif" alt="p6.gif" border="0" width="400" height="219" />
<br><br>これが雑誌掲載時。<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/kinou1.jpg" alt="kinou1.jpg" border="0" width="400" height="225" />
<br><br>これが3巻。<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/p9.gif" alt="p9.gif" border="0" width="330" height="349" />
<br><br>同じくこっちが雑誌時で
<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/kinou2.jpg" alt="kinou2.jpg" border="0" width="400" height="398" />
<br><br>こっちがコミックス版。ちゃんと修正されていますね。特にラーメン丼の絵は手書きで直してます。写植貼り直しでチョチョイと直すのではなく、きちんと手書き文字で修正されています。そして欄外で「えーと、夏場は白菜キャベツにしてケンジは食べます」と補足も。重箱のスミ的なツッコミにも関わらずすみませんとこっちが謝りたくなるほどです。<br><br>でもこういうミスって意外と直されないんですよ。特にヒゲ。ヒゲの書き忘れってホント多いんですが、単行本や増刷で直されてるなんてほとんどありません。たとえば<a href="http://iwainohondana.blog85.fc2.com/blog-entry-70.html" target="_blank" title="この記事">この記事</a>でも気になってた芹沢のメガネのつる書き忘れも、最近出た26巻で確認したところ直ってませんでしたしね。<br><br>それにしてもこのシリーズはよしなが先生にとっては本気ではない、肩の力を抜いたシリーズだとはいえ、単行本絶対買いですよねえ。「よつばと！」と「きのう何食べた？」が出ると、ああもう少しで今年も終わりなんだよなあ・・・って思うんです。両者とも1年に１冊ずつのペースで、しかもほぼ同じ時期に重なるんで、なおのこと1年に1冊「しか」でないんだってこともなんかもったいないなあと。 ]]>
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<dc:subject>こねた</dc:subject>
<dc:date>2009-11-07T22:58:37+09:00</dc:date>
<dc:creator>まんだらけ岩井</dc:creator>
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<title>とろ鉄３巻の表記は？</title>
<description> 当コラムでも何回か触れた「とろける鉄工所」の新刊、３巻出ましたね。とりあえず今回もスムーズに読めるのに濃いところとイヤミの無さは相変わらずで安心して買える優良銘柄です。あと小島さんの娘、さと子がめちゃくちゃカワイイ(前髪パッツリで家ではどてら着用、でも将来の夢はホームランガール！)のがイイですね。1巻で不評だった担当Ｋ添女史の欄外コメントは2巻では消えたのですが、3巻ではＫ添が自分の趣味である灯台につ
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<![CDATA[ 当コラムでも何回か触れた「とろける鉄工所」の新刊、３巻出ましたね。とりあえず今回もスムーズに読めるのに濃いところとイヤミの無さは相変わらずで安心して買える優良銘柄です。あと小島さんの娘、さと子がめちゃくちゃカワイイ(前髪パッツリで家ではどてら着用、でも将来の夢はホームランガール！)のがイイですね。<br><br>1巻で不評だった担当Ｋ添女史の欄外コメントは2巻では消えたのですが、3巻ではＫ添が自分の趣味である灯台についてのウンチクを語る、と言う趣旨と、Ｋ添女史から作者の野村宗弘あてにとどいた直筆の手紙を公開、というカタチで１Ｐずつ切られています。<br>もともと１話のページ数が４パージとすくなく、扉ページといえる１枚扉がない「とろ鉄」は、話の先頭を通常通り左ページから始るようにすると１話の終わりは右ページになり、ブランクがないと次の話がすぐにその隣左ページから始ってしまうこともあり、１話ごとに１枚２ページの埋めページがあります。<br>今回はその埋めページに溶接についての注釈や説明、一言メモが挟まれていますが、収録話数が多いほど埋めページも必要となるので、なんとなくＫ添女史のページが突っ込まれたという感じで、そんなに違和感はありません。<br><br>あと気になっていた<a href="http://iwainohondana.blog85.fc2.com/blog-entry-38.html" target="_blank" title="２巻の背表紙表記">２巻の背表紙表記</a>。2巻では表紙は「TOROTETSU」と記されてましたが、背表紙では「TROTETSU」。どちらが正しいのか？　とひっかかってたのですが・・・って多分日本で僕以外に3人くらいしか引っかかってない些細な問題ですけども・・・さあ3巻はというと<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/TORO.jpg" alt="TORO.jpg" border="0" width="70" height="395" />
<br><br>と「TOROTETSU」表記でした。2巻のカバーは2版までは修正されてませんでしたが(それ以降の版は未確認です)、この先修正されるんでしょうか。僕は別カバの存在があるものは無性に気になるタチですので動向注目ですね。 ]]>
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<dc:date>2009-10-25T21:58:58+09:00</dc:date>
<dc:creator>まんだらけ岩井</dc:creator>
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<title>うばすてやま/4</title>
<description> いよいようばすてやまの最終回です。前回までは・・・ババを殴ることに多少の罪悪感を覚え始めた美江子と安信。僕らはこんなことしなくても、もう大丈夫なんだから・・・とババ殴りから逃避。しかしババたちは殴られ賃がもらえずシュン。そして、狂った一ヶ月がやってきた・・・。陰気さが影を潜め学校にも出てくるようになった安信。学友達の間でも評判は上々。そんなある日女生徒たちが安信に声をかけようとすると、ウウ・・・と
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<![CDATA[ いよいようばすてやまの最終回です。前回までは・・・<br>ババを殴ることに多少の罪悪感を覚え始めた美江子と安信。僕らはこんなことしなくても、もう大丈夫なんだから・・・とババ殴りから逃避。しかしババたちは殴られ賃がもらえずシュン。そして、狂った一ヶ月がやってきた・・・。<br><br>陰気さが影を潜め学校にも出てくるようになった安信。学友達の間でも評判は上々。そんなある日女生徒たちが安信に声をかけようとすると、ウウ・・・と苦しんでいるじゃないですか。<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau1.jpg" alt="bau1.jpg" border="0" width="400" height="469" />
<br><br>ヨロヨロしてて、その姿は何かに耐えているようでもあり苦しんでいるようでも。サッと振り返ると・・・<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau2.jpg" alt="bau2.jpg" border="0" width="400" height="294" />
<br><br>目に下にはクマ、瞳は血走ってこりゃダメですね。ぜんぜん殴り断ちできてねえじゃねえか安信！そして凶行は行われた・・・。<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau3.jpg" alt="bau3.jpg" border="0" width="400" height="577" />
<br><br>力いっぱいボカスカとブン殴り放題。ものすごいアッパーです。殴ってそして走って逃げる安信。この人ババ相手そして女生徒相手と、徹底して自分より弱い人間、それも女にしか拳を向けないんですよね。ヒキをこじらせて家庭内暴力に至ってるヒトの元祖ともいえます。陰気か、そうでなければ弱者暴力か・・・いずれにせよお近づきにはなりたくないですな。<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau4.jpg" alt="bau4.jpg" border="0" width="400" height="543" /><br><br>本人も自分の最悪さがホトホトイヤになってて、凶行の末逃げ込んだ公園で、ぼくはダメだ・・・死ぬしかない！と気落ち。ダメな人間なんだ、ぼくは・・・と、追いかけてきた美江子に、しかし安信はこういうんです。こんな不穏なことを。<br><br>
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<br><br>そのあと？　自分がダメだというくらいだから内省的になったのかと思いきや・・・<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau6.jpg" alt="bau6.jpg" border="0" width="400" height="145" /><br><br>うれしくて？　内省とはほど遠い形容詞が出てきちゃったけど、話をうかがいましょうか。うれしくてどうなったんです、か・・・？<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau7.jpg" alt="bau7.jpg" border="0" width="400" height="145" /><br><br>「世界をかけまわりたくなるようなすばらしい気持ちになったんだ・・・」<br><br>エエ―ッ！　高揚しすぎだよ！　あとぶっちゃけすぎ！もちっと隠そうよ自分の業をさ！<br>あの人って自分にウソをつけない人なの。確かに頼りないところもあるけれどそこがすきなのよね・・・などと草食系男子に対して評する女子もいますが、自分にウソをつかなすぎる人間もまた困りものだ、ということがお解かりでしょうか？　安信は自分に正直なだけなんです、棒は持つけどピュアメンなんです！<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau8.jpg" alt="bau8.jpg" border="0" width="400" height="150" />
<br><br>だからちゃんと爽快になるだけじゃなく苦しみもあるんだと吐露。その苦しみは禁断症状なのか罪悪感なのか？<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau9.jpg" alt="bau9.jpg" border="0" width="400" height="294" /><br><br>罪悪感だ、人はやっぱり殴っちゃダメなのに耐えられない自分の情けなさが・・・僕みたいな奴は死ぬしかないんだ！　とのた打ち回る。ハタで聞いていた美江子は、こころの苦しみを取り除くにはどうすればよいのか考え、罪悪感を増幅させて正常化するかそれとも暴力か、どちらを優先すべきかをハカリにかけるわけです。そしてわかったわ、私にまかせて安信くん！　とばかりに出た答えは・・・<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau10.jpg" alt="bau10.jpg" border="0" width="400" height="140" /><br><br>「私が<br>安信君の<br>なぐる相手を<br>あたえるわ！<br>よろこんで<br>なぐられる<br>相手を・・・・」！<br><br>大まちがいです！！　ああ～～やっちゃった、致命的エラーです！　このエラー報告をマイクロソフト社に送信しますか？　送信しません！<br><br>カネにあかせて殴らせてくれる相手、といえば・・・<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau11.jpg" alt="bau11.jpg" border="0" width="400" height="389" /><br><br>そう、ババたちです！ババたちもしばらくご無沙汰だったバッティング＆お小遣いがきた！とばかりに喜びを隠せず「ウヘヘヘ」とと口調からも笑みがこぼれるほど。このよどんだギブ＆テイク。資本主義とはこういうことだ。格差社会とはこういうことだ！・・・アレ、違うような気がするな・・・。そして始まりますよ、コイツが・・・。<br><br><img src="http://blog-imgs-35-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/uba42.jpg" alt="uba42.jpg" border="0" width="400" height="199" /><br><br>そう、時計の出番です！狂った一ヶ月の始まりです！じゃあ狂った一ヶ月をぜひご覧下さい！<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau12.jpg" alt="bau12.jpg" border="0" width="400" height="375" /><br><br><img src="http://blog-imgs-35-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/uba43.jpg" alt="uba43.jpg" border="0" width="400" height="384" /><img src="http://blog-imgs-35-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/uba7.jpg" alt="uba7.jpg" border="0" width="400" height="553" />
<br><br>叩けば叩くほど目つきはランランとして来、ランランとするほどにババたちにおひねりが振舞われ札束が散る・・・安信のテンションは上がる上がる。アッパー。躁状態。ハイテンション・・・ことばは違えど、そんなことばじゃ表現できないほど殴るイコール↑。殴らないイコール↓。これからは気軽に「今日テンション高いねー」などと言えなくなりますね。ババを棒で殴った後かもしれませんよ！　これがその効果です！<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau13.jpg" alt="bau13.jpg" border="0" width="400" height="282" />
<br><br>「すばらしい・・・」<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau14.jpg" alt="bau14.jpg" border="0" width="400" height="577" />
<br><br>「全てがすばらしい・・・」<br>「生まれ変わったようだ！」<br>「さあ僕といっしょにあるこう踊ろう！初夏を楽しもう！」<br>いやーちょっとそれは。尻込みしはじめる美江子をヨソに全開放！<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau15.jpg" alt="bau15.jpg" border="0" width="400" height="470" />
<br><br>蝶が舞い、花が咲き、世界は安信のために動き、地球は安信のために回る・・・天井点が唯我独尊、ワールドイズマインですね。でもモンちゃんだってここまで開放しなかったと思うな。例の棒グラフだったらきっとてっぺん突き抜けてるよ絶対！　そのころあばら家では・・・<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau16.jpg" alt="bau16.jpg" border="0" width="400" height="567" />
<br><br>よかった、ババたち重傷ながらも生きてたよ！狂った一ヶ月戦争を戦い抜いたんだ！　寒い冬もこれで越せるぞ・・・しかし思うのは足が悪いとはいえゴンじい、男なんだからババたちに替わって殴られるべきだったと思うんですよね。<br><br>ババたちの策略も見事にこれで当たって、上手いことハイソな嬢ちゃんからカネを巻き上げたわけです。これで現代にもうばすてやまがある！といわれてもな。わたしらをなぐりんさい、って言い出したのはババたちだし、それを言い出さなきゃだれも悪い目に遭わなくてよかったんだよねこの話・・・まあ安信は陰気なままだけど・・・。<br><br>ってその安信は狂ったあばら家を出てどうなったかと言うと・・・<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau17.jpg" alt="bau17.jpg" border="0" width="400" height="575" />
<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau18.jpg" alt="bau18.jpg" border="0" width="400" height="406" />
<br><br>すぐに苦しみだす！アレだけやってもう足りないのかおかわりなのか安信！そう、麻薬と同じで常習するようになると禁断症状が出やすくなりスパンが短くなるんですな・・・暗い野原で美江子はババたちの策がやっぱり根本的解決に至ってなかった、お金では人の気持ちは変えられないわ、と悟らされる、が・・・<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau19.jpg" alt="bau19.jpg" border="0" width="400" height="571" />
<br><br>「ギロ」<br>そう、ここに獲物はもう一人残ってた！<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau20.jpg" alt="bau20.jpg" border="0" width="400" height="392" /><br><br>表情が豹変し、あっというまに棒を手にして踊りかかる安信。おまえ美江子まで毒牙にかけるのか？　<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau21.jpg" alt="bau21.jpg" border="0" width="400" height="566" />
<br><br>最後の理解者さえも棒の餌食にしてしまう安信。最後の一線を越えたというわけですね。残る道は・・・<br><br><img src="http://blog-imgs-34-origin.fc2.com/i/w/a/iwainohondana/bau22.jpg" alt="bau22.jpg" border="0" width="400" height="394" /><br><br>そう、貸本ホラーマンガお決まりの発狂オチです！何の救いもないオチで完。誰もイイ目にあわない、どころか実は被害はあれど当初の目的を達成したのはババたちだけ！　老獪ですね。　<br><br>でもここから得られる現代的な教訓は「老人の知恵を侮るな」でも「因果応報」でもなく<br><br>「うかつに救いの手を差し伸べるととんでもないことになるので要注意」<br>「自分で稼いでない奴のあぶく銭の使い道はロクなもんじゃないから気をつけろ」<br><br>だったりすんのかなあ・・・とフト思ってしまうんですね。美江子の母性本能がなければこんなことには。安信が陰気で引きこもってるだけなら社会は平穏なままだったんだよなあ・・・。でもそうするとババたちは冬を越せないし。いっそ安信をもっと陰気にさせて、しまいにはあばら家に住み着かせ、かわりにババたちを安信の家に住まわせればオールオッケーだったのかもしれないですね。<br><br>貸本はこんな考えてないラスト＆テキトーさが漂ってるのがほとんどですが、池川先生はチトちがう。社会派ですから。でもこの空回り感が失せることは無いんですねえ。社会派だけど伴ってない。だってこんな結論でも池川先生は社会を良くしよう、ってホントにおもってるんですよ。池川先生の太陽プロの若手も共感してたみたいですしね。この偉大なる空回り。ものすごい力技で押さえつけてるけど、蹴り足はスカッと空を切ってる感じ。真正面から襲ってきてるのに空振りするウエスタンラリアット。それが池川伸治です。<br><br>池川先生は作品も多くて貸本集めの入門としては最適。ここカオスには池川貸本けっこうでてますよ！　やっぱ宣伝かえ！　もちろんですとも！







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<dc:subject>こねた</dc:subject>
<dc:date>2009-10-21T03:27:17+09:00</dc:date>
<dc:creator>まんだらけ岩井</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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