岩井の本棚、SAHRAの本棚

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ゴルゴとレスボスの女




こんにちわ、岩井です。しばらくはゴルゴ13の話をしていきますのでよろしく。

ゴルゴといえばまずなにを思い出しますか? 超人的な射撃の腕、うん、冷静で頭脳的、それもある、高額な依頼料、コンタクトとるのが大変、そうそう・・・あとは女関係ですね。

プレイボーイというのも違うし、あれはなんなんですかね。
モテるかといわれたら、関わった女の大半がセクシーだとか、なにかといってゴルゴにちょっかい出してきますよね。
思い出す限りでも、スパイだとかの仕事の関係者はもちろん、ブードゥー教の女だとか、セレブ、ベリーダンサー、女教授、尼僧、ヤク中、南米の貧乏母子家庭の母ちゃん、和弓の道場継いでる姉ちゃんまでゴルゴと接触のあった女の大半はゴルゴの股の上にまたがって「おおう~~っ!!」とかいって騎乗位で盛り上がってるわけです。

しかしもっともゴルゴが好んで接触する類の女というと、売春婦ですな。世間の監視が行きとどかない夜の闇に飛び込む、という名目で、安売春宿にもぐりこむわけですな。
これ日本だったらなんだ。ラブホ宿泊してデリヘル嬢呼ぶようなものかな? いやいやゴルゴはデリなんか使わないでしょ。カネはあるからって「120分でお願いします」とかいうゴルゴはイヤです! 
かといって出会い系を使うゴルゴというのも想像が付かんし。日本だととたんにロマンのカケラもなくなってしまいますね。
もちろん売春婦にもモテる。だがムダに惚れたがゆえにゴルゴをかくまった売春婦が何人殺されたか考えてみろ。惚れる=死です。

ではもっともゴルゴと相性がよくないのはどの種類の女なのかというと、これは間違いない、レスビアンです。
ゴルゴに関わったレスビアンは全員不幸な目にあっているからです、もれなく。

レスVSゴルゴの第1戦はというと第13巻に収録されている『キャサワリー』。

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構成員や幹部を何人もスナイプされ、ゴルゴに恨みをもつアメリカのマフィアたち。いままで幾人もの殺し屋を雇ったが、ゴルゴの相手ではない。車に爆発物を仕掛けてもダメ、ビーフシチューに青酸カリを仕込んでもダメ。

「・・・最後にはVD(性病)持ちの尻軽女をくっつけたことがある・・・・ちょっと見はラクウェル・ウェルチみたいなグラマーだったが・・・ゴルゴ13に梅毒をうつす前に首の骨を折られやがった!」

って、マフィアもいろいろやるものですね。

いままでもゴルゴを消そうとした女は何人もいたが、女であることが邪魔して失敗したと。
つまり例のゴルゴ法則「女の殺し屋を雇っても、そいつがゴルゴに惚れちまうか、白状させられてしまって使い物にならねえ」。これがマフィアのあいだでも通説になってるのがわかりますね。


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マフィアがなぜいまゴルゴを狙うかというと、情報筋のあいだでは噂になっていた「ゴルゴの弱点」イコール「儀蘭バレー症候群かと思われる、右手のしびれで射撃に支障が出ている時期」がまさに今なのだという。これはチャンスです!

なのにここからマフィアの話はなぜか脱線。
女はゴルゴのことをオトコとしてみちゃうからダメ→じゃあゴルゴのことをオトコとは思わない、レズの殺し屋を雇おう、という話になります。・・・いやあ、男はもとからゴルゴのことを女目線で見たりしないわけだから、とにかく金に飽かせてスゴ腕の殺し屋を雇えばいいんじゃないですかねえ・・・だいたい相手が女だからといって油断するわけじゃないゴルゴだもん。梅毒もってるだけで首の骨折る男はそうそういないでしょ。

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ともかくムダに長い会議をやると、みんな当初の悩みからハズれたおかしな結論になることがあるのは日本の会社だけじゃなくてマフィアでも同様なんでしょうか。ようし、レズの殺し屋を雇うか!って、マフィアの癖に妙に弱腰というか、そんな結論になるってマフィアたち誰も思ってなかったと思うよ。


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その「火喰い女(キャサワリー)」のコードネームで呼ばれる美人女殺し屋は、ゴルゴが例の持病(ギランバレー症候群)にかかって療養しているというマルタ島に飛ぶまえに、早速女と一戦交えている有様。アナタって仕事の前は燃えるのよネって、百合どころかガチレズ感アリアリな感じですがな。
何しろこのキャサワリー、レズ+純粋男嫌いなので、ホテルでちょっとクドキいれてきた男に肩をほんのすこし触られただけで、嫌悪感を隠そうともせず、あっという間に殺してしまうのです。もちろん今回の標的のゴルゴとはまったく関係がない、単なる個人的嫌悪でのみ行動。恐ろしい女です。


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物語り本筋に関係ない男をほいほい殺したあとは、早速ゴルゴが泊まるホテルに宿泊していろいろとカマをかけるキャサワリー。ハンカチを落としてみたりビキニで誘惑しようとしたり、けっこう大胆な接触の仕方。ゴルゴが本調子じゃないとしってガツガツ行きますな。

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そのあいだもゴルゴが通っている病院にいって、医者を拷問してゴルゴの診療状況を問いただす。ゴルゴの右手のしびれは回復の見込みが目下ナシ、と聞いて一気に行動に移すキャサワリー。しかしゴルゴは警戒怠りなく、なかなか寄せ付けない。


車がエンコしたから乗せて! と大胆にゴルゴの車に乗り込むことに成功したキャサワリーでしたが、ハイここの後半のコマをなんとなく覚えておいてください!


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ゴルゴ定番の沈黙吹き出し「・・・・」「・・・・」が場を支配するような殺し屋同士のぎこちないドライブの途中、野良犬の姿を見たゴルゴがなぜか態度を豹変するじゃあありませんか。


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「あの犬を・・・殺す!」


とかいって、犬を追いかけて車で轢き殺そうとするんですよ!!
エエッなんで、ってなんで?マジで!



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「や、やめてちょうだい、かわいそうじゃない!」

と至極ごもっともなことをいうキャサワリーに対し

「老いて牙を使えなくなった犬は・・・死ぬべきだ!」

と、理由になってない理由を吐いてアクセルを踏むゴルゴ。
ここはゴルゴ全182巻の中でもけっこうな理不尽なシーンですな。梅毒を持っているからといっては女の首の骨を折り、老いているからといって犬を殺そうとするゴルゴ。精密機械のように精巧で思慮ぶかいといわれたゴルゴのイメージを崩すシーン連発です。




運良く野良犬は逃げ去ったものの、ドライブ中にギランバレー症候群でゴルゴの手が震えるのを見て取ったキャサワリーはここが勝負だワ、と車を止めさせようとするが・・・。


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すっかり殺し屋、それもレズ(ゴルゴ風にいえばレス)だって見抜かれてますがな!!
思い返してください、あの車に乗ってきた時にチョイと手がキャサワリーの尻に触れたとき、ちょっとビクッとしたあの仕草です! あれだけでレズ決定です! 鋭すぎます!!

こんときのキャサワリーのとぼけ方もいい!

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「な、なんのことー!?」

むやみにのんきさが伝わるから伸ばす棒は入れないほうがいいかもしれませんが、実際とぼけようとしてこれ口声音化するとけっこう気持ちが上がってくるから不思議です!

さっき車に乗る時ちょっとだけ俺の手がお前の身体に触れただろ、そん時レスボスの女特有の男性拒否反応を示してた・・・って、その年であれが男の手が触れたショックとは言わせないぞ・・・って、ゴルゴは詰めて来ますね。ちょっとビクってしただけなのに「こいつレスボスじゃね」とピーンと来るって過敏としかいいようないですよ。


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畳み掛けるように、殺し屋である理由も解説するゴルゴ。さっきの野良犬をひき殺そうとしているとき、お前は俺とおなじ狩人の目をしていたからだと。さっきの野良犬カーチェイスはこんな意味があったのか! と
じゃあ相手がレスボスだと分かったら、俺には対抗策がある!
車を崖にのりあげ、たたみかけるゴルゴ。海中に放り投げられるふたりだが、キャサワリーの拳銃は海水が入って作動しなくなる!
よしゴルゴ、ゴルゴは右手はダメだが左があるぞ、いまこそキャサワリーを撃ち殺すんだ!
という読者の期待もどこへやら、ゴルゴは撃たずに岩陰からヒョイっと頭をだしてくるじゃありませんか!


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え。ゴルゴ隠れて全裸になってたんですか! 沈着なゴルゴなら服もきちんと折りたたんでいたのではないかと思わせるほどの冷静っぷりですが、全裸です!


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ゴルゴの男根、陰茎、つまりロッドを見て目を見開き恐れおののくキャサワリー。

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ちんちんを出しながらも、有無を言わさぬ迫力で滔々と解説、かつズイっと見せ付けてくるゴルゴ。
なぜ全裸に? その理由をもう一回おさらいしましょう。


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レスボスの女はROD(男根)を本能的に怖れてるからです!
万人の「そんなこたぁない!」の声が聞こえてくるかのようです。これは男性陣女性陣双方から大ブーイング、そんなわけあるか、といっても、実際にキャサワリーは仕事を放棄して逃げ惑ってるわけだからこれはゴルゴの勝ち、レスボスの負けです! 


ていうか逃げ惑うキャサワリーの服を脱がすと、キャサワリーワンピースの下はノーブラどころかノーパン。やられる気マンマンじゃないですか! そしてやられる気マンマンといわれても仕方がない格好してるくせにRODのこと超怖がってるじゃないですか!! この女はいったい何がしたいのかと問われてもなかなか答えは出せません。

なおこの男性作家特有の表現「やられる気マンマン」、つまり上着の下がいきなり素肌だったり、コートの下がいきなり下着だったりという劇画表現はこちらもご覧下さい。

だいたいゴルゴもキャサワリーの目の前で脱ぐのではなく、岩陰に隠れコソコソ服を脱ぎ、ヌオっと全裸で登場するのがいい。隠れててピストルで撃ったほうが安全だと思うけれど、そこにロマンがあるでしょうか!? RODを見せ付けて勝利、これこそがロマンです。ロマンなのです!!


ゴルゴもゴルゴでレスボスの女にはRODを見せ付けますが、よく見てみると読者にはRODが見えないように走ってたりもしてて、なかなか出来ない気の遣い様じゃないですか、これは? ふつうに走ってたらブランブラン震えて見えちゃいますからね。


まあしかし、なんかこう・・・見事RODの力でレスの女を屈服させましたわ、なんて、前世紀的なのもいいところで、今の世ではこんな発言しようものならLGBT差別に理解のある筋から絶対に非難ゴウゴウでしょうし、これが男根主義者的キャラだったらお前なんだクソという気にもなりますが、冷静沈着で非人間的なゴルゴだからこそこれがかえって活きてくるわけで。

まず殺し屋であることを見抜き、その殺し屋の弱点は何かを冷徹に考えていくという基本線がしっかりしているからこそ、枝部分の話ばかりで終ってしまわない。
一方のマフィアとキャサワリーも、ふつうにいったら敵わないことは承知で、ゴルゴ謎の右手のシビレで療養中という千載一遇の弱点を晒しているときに冷徹に攻めている。このお互いのプロの遠慮なさと、深謀遠慮が上回ったほうが勝つというラスト。その辺はやっぱり凡百のそれとは違いますね。

ぜひ13巻「みなごろしの森」を本編で確認下さい!
なにがすごいって、こんな面白い話がタイトルエピソードではないということ。このレベルの出来が中期ゴルゴでは当たり前なんです。同時期の漫画と比べて、脚本レベルの高さを思い知らされます。


「ゴルゴに関わったレスビアンはもれなく不幸」の法則通り、あわれキャサワリーはレスの弱点(?)を突かれて死亡。そしてもうひとつのレスビアンが登場するのが36巻収録『焼けただれた砂』。・・・ですが、RODのせいで長くなってしまったのでこちらは次回紹介します!

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  1. 2016/10/22(土) 11:05:44|
  2. ゴルゴ13

ゴルゴとロッド




どうも、「岩井の本棚」って書いてあるのに本人ちっとも記事書いてねえじゃねえか! となじられぎみの岩井です。

長寿連載といえばこち亀ですが、200巻で終了しましたね。ではもうひとつの長寿作品、ゴルゴ13は・・・というと、ゴルゴ13は連載からリイド版の単行本になるまで5年かかるという特殊な刊行状況で(詳しくはWiki参照)、16年10月時点で182巻。それで年4冊ペースで単行本が出ているので、来週いきなり連載が終了したとしても、200巻を越えることは確実です。

そんなこんなでゴルゴ13の値段見直しを兼ねて最近ずっと読み直しているんですが、いやーやっぱり面白い! この面白さはただ事ではないですよ。
単純に物語として面白く、軍事・外交・また冷戦期の背景、諜報戦などの側面から見ても面白く、キャラが立っていて、そしてナナメから読んでも面白い作品なんてそんなにないですもん。
だいたい眼光が鋭くて、依頼はすべてパーフェクト、後ろにたたせない、握手もしない、笑わない、それでいてセックスの達人、おそらく1万人くらい殺してて、それでいて個人資産200億ドルを惜しげもなく寄付、なんてひと友達にいますか? 友達どころか銀河系にもひとりもいないことは断言できます。そんな特殊な人間の物語が面白くないわけがないじゃないですか!

しばらくはゴルゴのエピソードをいくつか紹介していこうと思うのですが、まずは一番最初に僕が書いたときのゴルゴの記事をもっかい再掲します。初出時には「画像が小さくて見づらいよなー」って気になってた画像の部分を見やすくしたものです(少しだけ文章も直しています)。
2005年に書かれたものなので数字とかは今と異なってたりします。

(担当・岩井)
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今回で13回、なのでゴルゴ13の話をします。
ご存知のようにこち亀の次に巻数長いマンガですが、連載開始からの年数では実に35年、とゴルゴが上です。ですが「家にゴルゴあるよ」という方は存外に少ないものです。

特にコミックIKKIやコミックビームから出る作家性の濃ゆい作品集をしたり顔で語るような、 最近のマンガ読み、と自称する人はゴルゴみたいな娯楽ものをあまり評価しないようですが、それはすごく間違っています。

ゴルゴはストーリーも話のまとめ方も時宜的な主題の盛り込み方も、まさに劇画の手本といってよいですし、 キャラクターの立ち、は全マンガ全キャラでも5指に入るほどでしょう。だいいち抜群に面白いです。
僕もおととい家の整理したら80冊くらいでてきて、読んでないやつを買い足していくうちにこんな量になってたんだ、と驚いたほどです。

ゴルゴといえば冷酷無比、そしてマシーンのように正確な射撃、そして用心深さが思い出されますが、僕的にはその性豪ぶりが気になってなりません。

性豪、といっても、うわさによるとゴルゴがきちんとエクスタシーに達し、確実に射精に至ってる、 と確認できるパターンはなんと夢精時の1回しかないとか。(23巻「潜入者の素顔」もゴルゴが射精しているのでは?というのが多数説です)

じゃあほかのセックスは何なのか。接して漏らさず、不発弾だということです。ストイックとかそういうのを超えて女性としては迷惑というか、プライドを傷つけられる存在でしょうなあ。
これが夢精の射精シーンですが、射精のイメージがなんとも70年代サイケデリコですね。

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それもゴルゴが毒に犯されていて悶絶してるときに、ブードゥーの女に口で抜かれる、
こん時も毒に犯されていて悶絶している間に黒人女に口で抜かれる、というある意味ゴルゴ的に本望じゃないイキ方です。
この顔にはありありと不本意さが浮かんでます。


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基本的スタイルは、女をさんざうれしがらせといて、自分は達しない、イッてナイ、 というストイックな手法のようで、なんだか身体に悪そうですが、たしかにゴルゴが悶えて気をやったり、 射精時に「あ、あ、あああ」などと言葉が震える、というのは考えられないしイメージ壊れるから見たくナイですね。

ゴルゴのセックスも、初期はカーセックスしつつも女が 「すてき…ああ!雨のサントロペ!恋のサントロペ!」などと ロマンチックなんだか脳がヤレてんのかわからんセリフを吐くくらいのムード派だったし(2巻)


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商売女にインポと間違われても無言で渋く決めるほどのシャイボーイだったのですが(11巻)


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やがて経験を積んでくると「経験の浅い女がさも経験豊富なようにふるまう…白けるものだ」などと自分の遅漏を女のせいにしてみたり(23巻)、


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ゴルゴの性豪ぶりを聞き及んだその道のプロと絶倫VS名器のガチンコ勝負をしたり(73巻)


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あげくのはてにコカイン中毒のあばずれを煮えたぎらせてみたりします(102巻)。


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それにしても南米女は感極まると「お、男だよっ あんたは男だよ~~っ!!」などとのたまうもんなんでしょうか。 きいたことありませんよ。 文化の違いもここまで来ると軌道修正で合わせるのも難しそうですね。

ちなみにこのときにジャンキー女に「やってみな!」とコカインを渡されたときのゴルゴの吸いっぷりの見事さから「こいつは信頼できるワルだわね」と認められるという、ほぼ唯一のゴルゴ吸引シーンも出てくるので、102巻は必見ですね。


あと、ゴルゴがここまで女を悦ばせるテクニシャンでありながら性豪、 絶倫、であるならばやはり巨根説があってもいいものの、不思議にそういったシーンはありませんでした。

だけれどもゴルゴは陰茎を露出することに関してはまるで羞恥がありません。 むしろ時には見せつけよう、ひけらかそうとさえしているシーンが数多くあります。
ゴルゴって露出フェチ?と長年の謎でした。

以下検証シーンです。

まず22巻。
黒人に紛れ込んで白人の差別主義者に鉄槌を下ろす「黒い肌の狙撃者」では、 こいつほんとに黒人?とゴルゴを全裸にひん剥こうとする白人警官に対しては一切抵抗せずに、この脱ぎっぷり! 「コックの先まで黒だぜ?まるっきり黒人だ!」といちもつの黒さを評価されてます。 もっともこの黒さは日焼とクスリの効果なんですが。


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そして13巻でも、レスビアンの殺し屋(レズビアンではなく、レスビアンです、ゴルゴでは!)に対して生殖器をみせつけ、「俺の男根をみろ」などという。


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レスの女は潜在的に男根を恐れているから…なんて話はともかく「勝利の決め手はちんちんポロリだった」と解釈すると、 なんだか小学生のプール着替え場所争いみたいでほほえましいというものです。

あと男根=ロッド、つまり竿、というのもしゃれてんだかオヤジ臭いんだか判断に困ります。
たぶん実生活では使わない言い回しだよこれ。


さらに最高なのが女とやってる最中に警察に踏み込まれ「ハジキをすてろ!」と命令されただけなのに、 何故かすっぱだかで仁王立ちになり、あろうことかギンギン勃起したまま、という劇画史上に残る珍シーン(42巻)。


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「この野郎、こんな時におっ立てたままだぜ。おどろいたやつだ」
「はやく服を着ろっ!胸くその悪い!」
ってそりゃ胸クソわるいよ!だって勃ったままだし!

たぶんそれだけ豪胆、物に動じない、ということを表現しようという意図だったんでしょうが、 僕にはおっ立てたままのポージングが、なんか自慢げというか、 見せ付けてるようにしか見えません。
これでは豪胆を通り越して、ただの変態です。 ゴルゴがやたらピッタリした白のブリーフ派、というのも変態ぽいです。

余談ですが、ゴルゴは連載開始時から35年経過した今も現役。
それ相応に年を経ているのは感じさせるのですが、初登場時が25歳だと仮定してももう60歳です。

そうなってくると、仕事の精度はともかく、性的にはやっぱ枯れてくるわけで、最近は昔に比べるとやっぱりHシーン少なくなってます。
往年の頃のギン勃ち具合はもう見れないのかと思うと寂しくなりますね。

ゴルゴ13は本店に常備してあります。
どこから読んでも退屈しない名編ぞろいですので、まだ読んでいない方は是非どうぞ。


[ゴルゴとロッド]の続きを読む
  1. 2016/10/10(月) 10:59:26|
  2. ゴルゴ13

カテゴライズの問題

今日、何日か遅れでビッグコミック読んで驚きました。ゴルゴ13で、です。

最近、ゴルゴの舞台がうどん王国・香川だ!ということで、ゴルゴが讃岐うどんを食べるのではないかとか、そういった憶測が流れていたわけですが、うどんどころではないビックリが紛れ込んでいました。

国際会議場がテロリストに狙われ、それをガードする職員たち。そのうち関西弁の女性はというと・・・

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人の名前を覚えるのが苦手、でもイケメンやったら覚えられるんにゃわ!と逆女子力を発揮。しかしSPの人が人の顔をおぼえるのが苦手、って致命的なんじゃないかしら。

と、怪しい人影がないかをチェックしつつ、会場近くを漂う軍艦に目を向けると、

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そこには・・・

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まあ予想どうりゴルゴがいるのはいいとして、この表現はいかがなものでしょうか!

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「あのイケメンは忘れようにも忘れられへんわ!」

イケメン! ゴルゴが! イケてる面とかいてイケメン! 女性がゴルゴを評するときに今までいわれていた「セクシー」「精悍な」「ワイルドな」といった穏当な表現から一歩踏み出して、しかしその踏み出しは大きな大きな過ちの一歩だったのではと感じる不適当な呼称です。

そもそもゴルゴのルーツ説では終戦時に満州やモンゴルで活躍しただれそれとか、帝政ロシアアナスタシアの隠し子だとか、陸軍の諜報機関にいた大物の息子とか、昭和の匂いしかしない老齢なはずなのにのに、イケメンってことないだろ。80ちかい石原都知事がトシのワリにはカッコよくたって、イケメン都知事とは言われません。

これは関西でのイケメンという意味なのか、それとも全国津々浦々、歌舞伎町でも通じるイケメンなのか謎はつきません。あとゴルゴが妙に寸詰まりというか、肩幅とかも気になりますね。

というわけで、今後このブログではイケメン、の最上級がゴルゴということにしますので、特にぼくがなにも触れずに「イケメン」という単語を出すときは、おおむねそれはゴルゴのことと考えていただければと思います。

  1. 2011/05/14(土) 23:40:59|
  2. ゴルゴ13

だってあなた一度も燃えなかったじゃない

新型インフルの蔓延についてなんかマンガでもあったかなあと考えているうちに、そういやゴルゴ13にパンデミックの話があったぞとおもいだしました。
114巻「病原体・レベル4」がそれ。密猟されたアフリカの奥地にいる猿をフェリーで運ぶ最中にゴルゴに感染。「やべえ、ゴルゴがエボラ熱に感染してっよ。菌ばら撒かれたらたまんねえな」とばかりに州兵があわてて動くも、逃げ回るゴルゴ・・・という話です。こん時のゴルゴの弱りっぷりがいいですね。そう、時々出てくる「目のくまゴルゴ」です。

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でもこれは100巻台という事もあり、絵柄的にも最近のと大差ない、精悍で渋いゴルゴですよね。初期の絵柄をもう一度確認する意味で、最初期巻を見てみたのですが、今よりも若干トカゲっぽい顔立ちでした。
ゴルゴでよく語られるのは、初期は今ほど無口ではないということ。とはいっても変装するキャラクターを演じての部分であれば、ときどきは饒舌になったりギャグ云ったりすることもあります。確かフィリピンかなんかの過激派を相当しに行くときだったかは「かんべんしてくれよ!」とか「盗んだ車がパトカーだったんだ!」などと、ゴルゴらしからぬ受け答えをしてた記憶があるけどなあ。
まあその特集はまた今度にするとしても、きょうは僕が割に好きな「いいわけしないゴルゴ」をいくつかどうぞ。

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こんな馬の骨いないだろ。この視線の方向がいいですね。言い訳なんか一切しないですよ。

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これからジャングルいくんだからスーツ姿でもないだろ、ってシーンです。もちろん反論しない。もちろんいやらしい方向でだって・・・

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助平!ちなみにゴルゴは街娼に声かけられてもニベもないとき、わりに「なにさ!あんたホモかい!!」的な罵声をかけられることも数回あったはず。で、いざ街娼買っても・・・

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もちろん言い訳はしません。でも「出なかった」を言い換えるとき「燃えなかった」と言い換える表現は日本でも多用されるべきですよ!

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さすがにクラリネット吹きと間違われたことはゴルゴも初めてだったのか、珍しく言いよどんでます。ていうかこんな笛吹きいないだろう。レアシーンですね。

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レアシーンといえば低姿勢なゴルゴもレアシーンですな。

中国の大学教員に化けたゴルゴです。丁寧ですね。
最後は割に好きなシーンで、七面鳥をルームサービスで頼んだ、と勘違いされるゴルゴ。

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ルームサービスで七面鳥の丸焼き?しかもお互い「相手が頼んだんだろう」と思い込んでますが、ゴルゴがそんなの頼むわけないだろう、モサドの人!! しかしそんな豪華なルームサービスを経費で頼むとは太い奴ですね。
  1. 2009/06/06(土) 00:07:43|
  2. ゴルゴ13

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