岩井の本棚、SAHRAの本棚

スタッフがマンガ界のニュースとおすすめマンガを紹介します!

アンソロジー漫画




「怪奇」というアンソロジーがあります。


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北海道在住の作家が「ホラー」をテーマにした一冊。

森雅之さん、根本尚さんの他多数の作家が参加…巻頭にはなんと、花輪和一さんのイラストが。

ご注文はこちらから!↓(取り扱い店鋪は札幌店となります)

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あるひとつのテーマについてのアンソロジーは面白いです。

多数の作家が決められたテーマでどのように表現するか…知っている作家の「らしい」、または「意外な」作品を読むことや、それをきっかけに他の、まだ知らない作家を知っていく、ということが楽しいです。


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さて、今回紹介する本は「秘密基地」をテーマにした短編集。

漫画・文章・写真による244ページは、作家名を一見して解る通りの大人向けな一冊です。


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テーマを設けることで表現は狭まったはずが、より一層 各人を目立たせています。
それぞれがどのようなものを作るのか、現実・非現実、ギャグ・シリアス、短い・長い…様々な形を見せます。


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秘密基地といえば少年時代…段ボール製の秘密基地にて探偵事務所を開く少年を主人公にしたすぎむらしんいちさんの「こども探偵物語」のように主人公が子ども、という漫画も勿論ありますが、


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大人になってからの秘密基地を描いた黒田硫黄さんの「勉強部屋」なんてのもあります。

強烈な作家たちが書いた話はそのどれもが素晴らしい。

中でも、


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三好銀さんの「ホテル『月の裏』」は基地っぽさは薄いものの、三好さんの作品に見られる登場人物それぞれが持つ秘密・謎はこの短編でも同様で、共通のテーマを持った作品群の中、一際 秘密感を放っています。


他の作品も個性的なものばかり。

どんな秘密基地が出て来るかはぜひ読んで確認してみて下さい。


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(担当:せきロ)
  1. 2017/01/25(水) 11:00:17|
  2. 中野店せき口

フリッパーズギターと江口寿史




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こちらは小山田圭吾(Cornelius)と小沢健二がかつて活動していたバンド、Flipper's Guitarのポスターです。

こちらで取扱中!→https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1053819402


このポスター、フリッパーズ3枚目のアルバム「ヘッド博士の世界塔(DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER)」発売後に予定されていたライブツアー「DOCTOR HEAD TOUR 1991」のものなのですが、特筆すべき点は、バンドがツアーが始まる前に突然解散したためにこのツアーが行われなかった、という点です。

「予備校ブギ」主題歌になった「恋とマシンガン」で世に名が広まり、レコード大賞やその他番組への露出やタイアップも増え、「さあ、これからだ」という時期の突然の解散。

その媚びない姿勢がフリッパーズらしさであり素敵なところですが、当時のファンや周囲の人はただただ残念だったことでしょう。

そんなフリッパーズギターですが、


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こんな漫画を江口寿史先生が書いていました(「THIS IS ROCK!!」収録)。

そういえば寿史先生も…


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突然連載をストップすることが多く、ファンを泣かせてきた人間でしたね。

ただ、共通するのはそれでも多くの人の心に強く残る作品を生み出しており、更には当時知らなかった世代にも受け入れられ新しいファンを増やし続けていることです。

名作は何十年と経っても名作ですね。


江口寿史作品はこちらから!→https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/serchKeyWord?categoryCode=11&keyword=%E6%B1%9F%E5%8F%A3%E5%AF%BF%E5%8F%B2
(担当:せきロ)
  1. 2016/12/31(土) 11:00:08|
  2. 中野店せき口

おきなわのまんが「山原バンバン」




最近「翔んで埼玉」「グンマを知らない」などの地方漫画が盛んです。


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というわけで沖縄の漫画をひとつ紹介します。
大城ゆかさんの「山原バンバン」
この表紙から分かるとおり、ページを開くとそこには優しい絵柄と物語が広がっています。


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こちらの作品は沖縄の漫画雑誌「コミックおきなわ」に連載されたものであり、出版社ボーダーインクも沖縄の会社…作者の大城ゆかさんも沖縄の方とのことなので、100%沖縄!なコミックと言えます。


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方言もちらほら…注釈付きなのがうれしいですね。
ちなみにタイトルも沖縄読み、「やまはらバンバン」ではなく「やんばるバンバン」と読みます。
地元民のみならず観光客の方にも愛されて来た漫画は、長く親しまれるのに納得、
この雰囲気…何気ない会話の一言からも感じ取れる暖かさが好きです。
作品がほのぼのと素敵な印象を持つのは沖縄産ならではでしょうか。
この暖かさにぜひ触れてみて下さい。

山原バンバン
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(担当:せきロ)

  1. 2016/11/07(月) 10:56:45|
  2. 中野店せき口

ねじ式と江口寿史




まんだらけの通販ではこのようなものも扱っております。


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こちらは「ねじ式」の夜汽車のシルクスクリーンです。


サイズ:771mm×1011mmというデカさ。
この色合い、この迫力…部屋いっぱいを不思議さと不気味さで包み込んでくれる素敵な一品。
こうして見ると、「ねじ式」は漫画としてだけでなく一枚絵としても素晴らしい絵であることが解ります。

ところで、そんな「ねじ式」のパロディで私が最も好きなのが、


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パロディ漫画と言えばこの方、長谷邦夫による「バカ式」。
こちらは、ねじ式の世界にバカボンの親父が迷い込むものです。

それに対し、ねじ式の人が別の世界へと迷い込んでしまうパロディが、


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江口寿史による「わたせの国のねじ式」です。
ねじ式の人がせいぞうワールドに足を踏み入れると、


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せいぞうキャラに翻弄される結果に…。
「オーケー じゃメシにしよう」


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この話が収録されているのは「江口寿史の爆発ディナーショー」。


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収録されているのはギャグであり、パロディや下ネタ、そして実験的なものもあってお腹いっぱいになるのですが、
この本にはさらに、


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デビュー前、17歳~30歳の写真とその当時の絵柄が載っており、昭和期における江口寿史の変換を見て取れます。


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今ではイラストレーターとしても高い評価を得ている江口寿史、一枚絵でしか知らずどんな漫画を書いているのかと興味を持っている方にも、
未読のファンにもおすすめできる一冊です。ぜひ。

江口寿史「爆発ディナーショー」
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(担当 中野店せきロ)
  1. 2016/09/24(土) 11:00:16|
  2. 中野店せき口

2016年上半期のベスト




気付けば2016年もとっくに折り返してました。時の流れるはいとマッハなり…。

今年もやりたかったけどやれなかったことがあったな?などと悔やむ時、脳裏に浮かんで来たのがコレ。


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後悔チンポ立たず!


この最強の名言はGTOから。

まさにそうだな、と感じる今日この頃です。

皆様、充実した日々を過ごされておりますでしょうか。


さて、今回は上半期に読んだ漫画で一番面白かったものを。

西出ケンゴロー「ウメハラ」です。


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以前、渋谷の平嶋さんコンプレックスの飯田さん、が紹介しておりどんなものかと読みましたが、すごかったです。


90年代ゲーセンの近寄りがたい雰囲気や強者同士のハイレベルな戦いも巧みに描かれていますが、注目すべきは「ゲームやって何になんの??」という描写。

例えば、とある凄腕プレイヤーが軽い感覚で遊んでいた頃には友人たちから賞賛されていたにもかかわらず、その熱が増すと、


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「ダサくね?」と嘲笑の対象に。


とある家庭では父親にゲーセン通いを知られた時、


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「は?…(呆)」


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「お前はゴミみたいな人生を送りたいのか!?」と、ガチの説教。


表情、台詞、絶妙。

ゲームを題材にしながらも「ゲーム強くて何になんの??」という見方を内・外両面からしっかりと描いています。

そんな空気の中でも自分を貫き通すプレイヤー達の姿はかっこよく、他人に理解されなくてもやりたいならやるべきだなと考えさせられます。

90年代のゲーセンの懐かしさと格闘ゲームの熱さを感じられる作品、ぜひ。


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(中野店 せきロ)
  1. 2016/08/10(水) 13:31:01|
  2. 中野店せき口

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