岩井の本棚、SAHRAの本棚

スタッフがマンガ界のニュースとおすすめマンガを紹介します!

文明開化の蹄の音!




年も開けもう2月。早いものです。
決算だ、棚卸だ、冬休みが終わる!卒業式目前など年度の切り替えでばたばたと忙しい時期ですね。
年々、1年って早いなぁと感じるようになってきました。
ふと気付けば干支が一周しているというか・・・
時の流れは速いものです。
さて、4、5年ほど前だったかと思うのですが
JRAの広告で近代競馬150周年、という広告を見つけ、競馬の歴史の長さを改めて感じていたところにこういう漫画が連載されておりました。

リイド社 やまさき拓未 竜蹄の門


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元々時代劇が好きなのですが、競馬のことを取り上げる幕末ものなんて見たことが無く、つい手にとってしまいました。
偶然、バタヴィアという馬と主人公のたづなが出会うところから物語は始まります。


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元々日本には古式競馬である「競べ馬」という競技があり
バタヴィアとたづなはそこに出場します。


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服も和服でかっこいいですね。
本編では古式競馬についても解説が入りますので安心なのですが
古式競馬というのは相手をつかんだり落馬させても勝ち、という
はらはらするようなルールですがバタヴィア、強い。


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公式記録はないようですが、きっとこんなレースにも出ていたでしょう。

後に時代は進み、186年からスタートの近代競馬にも出場。
コチラの内容は最終巻最終回の内容になりますが
それまでにもたづなは壮絶な試練を超えてきます。
銃で撃たれたりとか・・・。
さて、最終回は当時の近代競馬の様子が書かれています。


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コチラのコマなんて見開きでこの頭数・・・。
さすが、よく書かれている・・・と思わずため息が出ました。
最終回に出てくる馬の和は競馬漫画の中では一番多いかもしれません。
圧巻ですね。

バタヴィアが勝ったかどうかは本誌を購入していただいて
お客様の目で見ていただければ幸いですが
お時間あれは実在したバタヴィアについても調べてみてください。

SAHRAでの通販はコチラ
竜蹄の門
やまさき 拓味



  1. 2017/02/10(金) 11:00:07|
  2. グランドカオス高井

内容は気持ちがいいほどの王道、でもテーマは邪道という黄金比




有馬記念、金杯と年末年始も心が躍る時期ですね。
障害レースが好きな私は中山大障害でも盛り上がっておりました。
今年は一頭も怪我をせず無事終わっていいレースでした。

さて、数ある競馬漫画の中でずっと気になっていた漫画がありまして。
今回入荷があったのでこちらを紹介!

講談社 井上正治 JUMPMAN ~ふたりの大障害~


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タイトルどおり、まさかの障害レースのコミックです。おそらく唯一のテーマではないでしょうか。
作画はマラソンマンで有名な井上正治さん。

大まかなストーリーとしては父と子、一丸となって大レースに挑んでいく、その前には
いくつもの壁があり、というドストレートなまでに王道なストーリー。

しかし、テーマは障害レース。
競馬ファンの中でも障害レース興味ナシ!なんて人が多いのに、と驚かされますね。
しかしここはマガジン、興味の無い人が読むのが前提と言うスタンスなのか、かなりすんなり読めてしまう作品に仕上がっています。

最初のシーンで主人公が障害レースを見るときもこの笑顔


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このコマ!!これなんですよ!障害レースが好きな人は皆コレを声を大にして言いたいと思っているはず!
こういうコマから始まる競馬漫画、編集や、作者の方も難しいテーマなんだろうなと思ってしまいますね。

主人公の父親は以前落馬したときの傷を抱えていたり、長身のため減量に苦労している障害騎手。
しかしそんな父の勝利をいつだって信じている主人公。


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しかし体は無常にも別の病気も発症してしまう父・・・病気を隠し「中山大障害」での勝利を誓います。


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そして、レース当日、主人公の父が挑むレースも細かく説明が。


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熱い中継!「踏み切って、ジャンプゥー!」と聞こえてきそうな勢いですね。

落馬寸前になりながらも、熱い気持ちで走り抜ける父


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見事大障害の勝利を手にしたところで、第一部・完。

2部からは息子の競馬学校時代からスタートです。


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競馬学校時代から天才の片鱗を見せ・・・


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卒業後、中央競馬で才能が花咲きます。


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しかし、挫折することも、あり。


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こういった描写を熱くあき上げているのが、マラソンマンにも通じるところがありますね。

最終回は最後の目標のレース、グランドナショナル。
普通の競馬漫画では有馬記念やダービーが目標になることが多いのですが
コチラのまんがは障害レースの漫画ですから、目標もワールドワイドにグランドナショナルです。
グランドナショナルも、描写がダイナミックで、やさしい解説付き。

競馬にはまりたての人にも障害レース好きにもオススメの作品です。
古参のファンの方なら障害名馬・フジノオーも思い出しつつ読んでみてください!

SAHRAでの通販はこちら!
「JUMPMAN ~ふたりの大障害~ 」
マラソンマンや他にも名作そろい、通販ありますよ!
「井上正治」

(グランドカオス 高井)
  1. 2017/01/09(月) 11:00:50|
  2. グランドカオス高井

ドストレートに人情物語。ただし競馬場に限る。




今回はこちらのマンガを紹介。
小学館 ビッグコミックス 篠原とおる 「競馬情物語にっぽん競馬伝」



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タイトル通り、競馬や競馬場での人情物語です。

競馬新聞の記者、馬主、騎手、学生・・・
様々な人が織りなす物語のオムニバス形式で、どこからでも読み始められます。
一つオススメの話をご紹介いたします。

1巻3話目「拾い屋」
当たり馬券を拾ってもらったことから飲みに行くことになり
話を聞いていると


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こういった具合に拾い屋のおじさんにもこだわりがある。
やってること自体はグレーなことだけど、なにごとも
こう、こだわりを持った人はちょっとカッコよく見えますね。


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まったり話が進むわけにもいかず話は急展開、消えたおじさんは結構な苦労人でした。


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最後の最後にきちんと恩を返す、こういったドストレートな人情物語って
ここ最近のマンガではあまり見かけないものになってきましたよね。
全二巻、オムニバス形式、と読みやすい要素が揃っています。
心があったかくなる話も多いので、寒くなってきたこの頃にはお勧めです!
また秋競馬で財布の中身が寂しくなった方もこれを読んで落ち着いちゃいましょう。

SAHRAでの通販はこちら
「競馬情物語にっぽん競馬伝」

「篠原とおる」



(グランドカオス/高井)
  1. 2016/11/23(水) 11:00:12|
  2. グランドカオス高井

競馬はレースの前から戦いが始まっている・・・!?




変な気温が続きますが、夏も終わり秋競馬の季節となりました。
10月2日、凱旋門賞、スプリンターズステークスと
意外な結果に終わったGIレースが続きました。
スプリンターズステークスで1番人気で12着だった福永騎手の
インタビューコメント「最低の騎乗でした」というのが
競馬の恐ろしさを物語っている印象でした。
確かに難しいレースもあり、いくら名騎手といえど捌ききれない
ときもあるという・・・。
競馬の世界では馬7人3と言う言葉があり
それだけ馬の力に左右されることが多い世界です。
では馬がよければ絶対勝てるかといえば、もちろんそうではなく
その3をめぐって様々な戦いが繰り広げられています。

KADOKAWA ビームコミックス 西公平 ゲス、騎乗前


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こちらの漫画は変わった競馬漫画で運も実力も何もない底辺騎手は
どうやったら名馬に乗せて貰えるかと創意工夫する日々が描かれています。


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調教師や厩舎の人への贈り物は当たり前、事前に
何が好きか、どういう傾向かまでメモ!メモ!!


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飲み会でだって全力で!!!プライドなんてもんはありません!


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まわりの同僚騎手も引くレベル


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まぁ実は結びません。


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いい馬乗れるならなんといわれようとお構いなし!
ゲスの道を往き、名馬に乗れる日まで!
こんなポジティブギャグ競馬漫画今までなかった!
このゲスっぷり、競馬に興味がなくてもわらえちゃいます。

おまけ
こちらの作品、扉絵がかっこよく、いつも見とれてしまいます!


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2巻でも扉絵が楽しみ!

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元々はあの作品をジャンプで書いてた方です。通販ありますよ!
「西公平」(https://ekizo.mandarake.co.jp/order/listPage/serchKeyWord?target=11&keyword=%E8%A5%BF%E5%85%AC%E5%B9%B3&shop=55&soldOut=0&dispCount=48)での検索はこちら
  1. 2016/10/13(木) 11:00:02|
  2. グランドカオス高井

生きる権利、それを勝ち取るために!





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あんころ。 船橋若松1丁目は馬優先
小学館 ヤングサンデー 万乗 大智

北海道の牧場から船橋競馬場へやってきたおばあちゃんっ子の主人公、俊一。
地方競馬場で繰り広げられる馬と人のお話です。

俊一は元気だけはありますが所属先の大河内厩舎、は貧乏厩舎で、まともな馬は少なく
腕もいいわけではないので、調教で騎乗させてもらえるわけでもありません。
半分、騎手ではなく厩務員なのか!?と思われるような業務ばかり。
そんな俊一をみて「あんころ」=あってもなくてもいいような石ころ
なんて呼ばれ方までされてしまう次第・・・。

それでも何とか馬に乗らなければ騎手になった意味もない、と模索する中
アイドルジョッキーのこづえさんと出会い、その繋がりで1頭の馬と出会います。
何人ものスタッフをもけがをさせたアイアンフット。
出会いは最悪でこづえさん落馬で俊一共々大怪我。


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体は大切に、そう言ってくれるのはこづえさんだけです。
なぜならサブタイトルにもあるように「船橋若松1丁目は馬優先」ですから。


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良くも悪くも馬至上主義なのですね。
元気いっぱいの俊一でも落ち込みますね。


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落ち込んでてもすごく前向きなところがいい・・・!

馬優先となるほど大切にされる馬。それもそのはず
サラブレッドは経済動物で、ただのペットではありません。
そしてその、馬の生きる権利を握るのは・・・馬主。
走らない馬、賞金が稼げない馬、暴れる馬というのは馬主、他スタッフから
嫌われ、ついぞ「処分」という命令が下されます。
勝手ですね、と言いたいところですが、馬主やスタッフにも事情はあるのです。
暴れ馬のアイアンフット、所属厩舎の無駄飯食いムーディースター。
2頭とも処分目前がけっぷち馬で、それを阻止すべく
俊一は調教をつけたり一緒に遊んだり・・・なにもかも一筋縄ではいきませんが
レース直前、能力試験のシーンでこの盛り上がり。


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「この世に無駄に生まれてきたなんてくやしいじゃないか!!」
っていうセリフが最高にかっこいいです。レース前の試験でこれです。
盛り上がりすぎです。

サラブレッドは走って勝ち、賞金を積んで、実績を残すことによって生きる権利が生まれる
そんな厳しい現実をしっかり味わえるマンガです。
この感じでもっともっと話を掘り下げて、行ってほしい部分はたっくさんあるのですが・・・


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これですよ、雑誌が廃刊!連載終了!!キビシーイ!!
俊一はなぜ地方競馬なのかとか競馬学校じゃなくて養成所にしたのかとか・・・
本当に気になる部分が多いのです。
続編希望なんですが、ガンダムの原稿で忙しいですよね、みたいな感じですね。
というか、一口馬主でもすごいですよね、なりたいですね、馬主・・・!

騎手も、サラブレットも、みんな命懸け。
そんな姿が明るく、引き込まれるような描写の作品です!
思わず地方競馬場に足が向いちゃうかも!?
今度のお休みは園田に行くぞー!
皆様のお住まいの地域にもきっと競馬場があるはず!中央競馬より近くで馬が走るので
とにかく馬が見たい方にはお勧めです。
あんころの舞台は船橋競馬場!こちらにもぜひ足を運んでみてください。

今回紹介のコミックは通信販売でSAHRAからご購入いただけます。

「あんころ。 船橋若松1丁目は馬優先 1巻」

キーワード「万乗大智」での検索はこちらから
「万乗大智」
代表作、DANDOH!!もこちらからどうぞ。
「DANDOH!!」

(グランドカオス 高井)
  1. 2016/09/01(木) 10:59:53|
  2. グランドカオス高井

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