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スタッフがマンガ界のニュースとおすすめマンガを紹介します!

そうだ、夜食をつくろう~マンガ家夜食研究所~




突然ですが、漫画やドラマで見た食べ物がその後無性に食べたくなる事はありませんか?
食べるシーンは、どんなに現実離れした人間にも人間らしさをもたらし、食べ方一つにも性格をつけやすい
キャラスター演出に無くてはならないものです。
だから、例え読んでしまった漫画の一品が食べたくて真夜中なのに作っても仕方が無いのです。
…仕方が無いのです。

ならばせめて夜食と銘打って作りたい。そんな方にお勧めの1冊がこちら

村田雄介「マンガ家夜食研究所」


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先生のツイッターにて描かれていた夜食の作り方漫画を、そのご飯にちなんだエピソードを交えて1冊にしたもの。
ツイッターやご本人の同人誌にて一部読めますが、
単行本版に収録されている思い出話が妙に親近感が湧くので、是非単行本で読んでいただきたいです。
ちなみに同人誌版の表紙は単行本の中にカラーで収録されています。

叔母と妙に距離があった子供時代、塾で兄を笑わせるためにザンギエフの落書きをしていた学生時代
独り暮らしになって落ち着かなくて一日中テレビをつけていた頃、
好きな子のためにファミ通を買って、FF派なのにドラクエ勉強して絵を贈ったあの日…

お料理漫画と侮るなかれ。
おそらくアラサー世代で、独り暮らしで極貧を経験した人間にはとてつもなく刺さる1冊だったりします。
特に漫画家志望で一人上京した方には押し付けたい1冊です。

担当が特に刺さったのが隣人が違法滞在で検挙される話。


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かつて入国管理局とアジア系水商売街の間のコンビニでバイトしていた担当としては、
あの頃見た訳アリな方々が妙に思い出されて、
思い上がりではありますが、先生の感想と同じ事を考えていました。
と言っても、けして重い話ばかりではないので、それこそ夜食のようにふらっと読んでいただきたいです。

お料理漫画としても、手軽に作りやすいメニューが多いです。
特に「常夜鍋」は、この冬担当の食生活に革命をもたらしたレベルのおいしさでした。
もう…お米がいくらあっても足りないくらいに美味しかったです。


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さりげなく登場するストリートファイターシリーズでおなじみキヌ先生のオススメメニューやONE先生の完全食も必見。
今日の夜食は何にしよう?
そんなワクワクをこの1冊でお楽しみください。




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宇都宮店/滝田
  1. 2017/04/08(土) 10:59:58|
  2. 宇都宮店滝田

ジャンプっ子へ贈る文庫本・大人買いのススメ




突然ですがここ数年、ジャンプコミックの文庫化が増えています。
コンビニ本(カバーの無い安いタイプ)も増えていますが、
「復刻」というには若く、でも見ると「懐かしい!」と思うタイトルが多く
30代ジャンプっ子としてラインナップを見るたびに、上手いとこ突いてくるなぁ…と思わず手を伸ばしてしまうものです。
しかし、種類もいっぱいですのでここで文庫ならではの楽しみのあるコミックを2点ご紹介させていただきます。

「ジョジョの奇妙な冒険」文庫版18巻


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ジョジョの文庫版には各部の1巻と最終巻にここでしか読めない荒木先生のインタビューが載っています。
この18巻は最近アニメにもなった4部の1巻です。
これは誕生の秘話…と思いきや、勿論それもあるのですが、先生のご家族によるエピソードが失礼かもしれませんが笑えます。
先生、そんなこと言われたんですか。
各巻ラフスケッチも掲載、現在6部まで出ていますが、7部文庫化の話も出ていますし、集め始めるきっかけにいかがでしょう。


「地獄先生ぬ~べ~」文庫版12巻


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ぬ~べ~の文庫版はドラマ化よりも前に文庫化されていますが、文庫版にのみ掲載の描き下ろしが複数存在します。
特にオススメなのが12巻掲載の「二人のゆきめ」。
本編のゆきめさんの間のお話なので、文庫でそろえていっきに読むと話の流れがスッキリします。
あの冷徹なゆきめさんが人間のような感情のキャラクターになるまでのエピソードで、
正直これを本編で見たかった!これを当時読んでいたら、もっとゆきめさんが好きになっていたと思う一話です。
ちょっとエロいシーンを隠れて読んでいた当時の小学生の皆様、手のひらサイズでこっそり集めませんか。

文庫ならではのお楽しみ。
いつものジャンプコミックとは一味違う再会を楽しみませんか。
以上ご案内は「ぬ~べ~の貧乏神がトラウマ」宇都宮店の滝田でした。
  1. 2017/02/04(土) 11:03:50|
  2. 宇都宮店滝田

貴方のムダ知識はどこから?~地獄情報満載・鬼灯の冷徹編~




「これ漫画で言ってた!」
こんな経験は無いでしょうか。
ニュースの青酸カリの匂いの話、小説に出てきた睡眠薬を大量に摂取した時の火傷跡、
プラネタリウムで星座の話を聞くより前にゲームでその名前のキャラクターを召還していた事、
動物の習性から歴史のエピソード…
案外、勉強よりも漫画で見た知識って残ってしまうもので。
担当はリトマス試験紙の事も知らない頃にラノベの魔術師オーフェンのせいで「コルチゾン処理」は覚えていました。
そして、実際に役に立たない知識ほど覚えてしまうのが不思議なところ。
だからこそ生きる上で使う事が無い話に惹かれてしまうものなんです。
そして今回ご紹介するのがこちら

江口夏実「鬼灯の冷徹」5巻


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アニメ化もしたヒット作ですので、すでにご存知の方も多い作品かと思います。
その5巻に掲載されている会議の話がムダ知識抜群なんです。

あらすじとしては
地獄の裁判官や獄卒(職員)たちで行う定例会議。
その中で法律の改定案が出されるが、そのうち刑罰へのツッコミに変わってしまい…

と、いつものギャグテイストなのですが、たしかにツッコミが多い日本の謎ルール。
これは海外もですが、やたらと飲酒関係の地獄行きの規律が多いくせに神様にはお酒をお供えするあたり、
昔の人が実際に何かやらかしたんじゃないか、と思ってしまいます。
そんな5巻でのムダ知識の一つがこちら
「像に酒を呑ませ、暴れさせた罪専用の地獄がある」
こちらは5巻裏表紙にも掲載されています。
そして、実際に地獄の文献などに残っています。

さぁ、鬼灯様はいかにつっこむか!?
今、この罪に処されている人が1名いると聞いたみんなのリアクションは!

ほぼ1話完結なので、いっきに読むも良し、寝る前の数分にパラリと開くも良し。
別の巻での葬儀後の2年間の裁判の話は普通に勉強になります。
地獄に堕ちるその前に、ちょっとあの世の知識も付けちゃいませんか。

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  1. 2016/12/21(水) 11:00:10|
  2. 宇都宮店滝田

たった20枚の紙による真剣勝負~読切作品のススメ~




作品のあおり文句でよく聞く「超大作」「ロングセラー」。
たしかに1巻から順に揃えていく楽しみもありますし、新刊を待ち遠しくなるのも分かりますが…
あえて「読切」という紹介を今回はさせていただきます。

1話だいたい30~40ページの読切。
この20枚あるかないかの紙の中で起承転結を繰り広げ、キャラクターを紹介し…
制限された読切のページ数でいかに詰め込むか、それでいて分かりやすく心に残るか。
読切って案外奥深いもので、それこそ次のページを開きたくなるような展開になっているか、奇数ページの勝負が毎ページ続いているわけです。
描く側を体験した方は、描きたいものを1話分作る作業よりも作品をページ範囲内に削っておさめる作業が大変な方も多いのでは。
特に連載デビュー前の作品は作者の気合というか、ギラギラしていて荒削りながら時に予想外の作品に出会えるんです。

そんな中で、担当が読みきり漫画で心に残っているのが「神から未来のプレゼント」「だんでらいおん」です。


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・「神から未来のプレゼント」(「尾田栄一郎短編集 WANTED!」収録)
全然懲りないスリの達人ブラン。
神様は未来を決める運命のペンでブランを殺そうとするが、間違えて大型デパートに隕石が落下する未来を決めてしまう。
そこで神様はブランに、この隕石の落下から人々を救ったら生きるチャンスを与えると伝える。
迫りくる隕石、混乱する客、たった一人のスリ師が人々の運命を変える…

正直、反省していないスリ師が主人公というアウトローが後に海賊を主人公にする尾田先生らしいセレクト。
神様も主人公も、自業自得であるもののどこか嫌いになれないキャラクターばかりなんです。
また、大型ビルを縦横無尽に駆け巡る演出がダイナミックで集中線が映えるんです!
週刊少年ジャンプお得意の演出ではありますが、40ページの制限で大コマを繰り出すのは至難の技。


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ラスト7ページの衝撃がたまらない1作です。


・「だんでらいおん」(空知英秋「銀魂」1巻収録)

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先ほどの作品がアクションだとしたら、こちらは会話劇。
成仏しない幽霊を迎えに来る天使(…といってもママチャリでおじいちゃんを追い掛け回すヤンキー顔)
ある時幽霊のおじいちゃんが、成仏する前におばあさんに謝りたいと頼みます。
情に弱い天使の班長に振り回されおばあさんに逢いに行くものの、おばあさんには別のおっさんの魂が入っていて…

と、書いていても説明出来ているのか不安になる、予想出来ない展開。
あの漫才のような会話が終始繰り広げられているテンポ良い作品です。
それでいて良い話にもしてくるから空知作品はズルい。
よく文字が多いと読みにくいと言われてしまいますが、この漫画は会話が長いほどにテンポが加速するように引き込む。
深いことが考えずに、この一瞬で流れる情報量を楽しんでいただきたい1作です。


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見どころは例のお婆ちゃんをあきらかに轢いちゃった班長。
…これから良い話になります。


秋の夜は長いけれど、あえて一瞬の時間を大切にしてみませんか。
通販ページはこちらです。

尾田栄一郎短編集 WANTED!(「神から未来のプレゼント」)

空知英秋「銀魂」1巻(「だんでらいおん」)


(宇都宮店/滝田)
  1. 2016/11/12(土) 11:00:03|
  2. 宇都宮店滝田

意外と知らない別名義~志摩 冬青編~




突然ですが、この漫画家さん達をご存知でしょうか

・東真一郎
・月火水木金土
・久保宜章
・成合 雄彦

実はこの方々、順に

・水木しげる
・尾田 栄一郎
・久保帯人
・井上 雄彦

と、別の名義を持った作家さんです。
ちなみに水木先生は、もっと色々な名義をお持ちです。おそらく漫画家界トップレベルの数ですので、是非その文字の羅列に驚いていただきたいです。


そして、今回ご紹介するのが志摩 冬青さん。
蟲師で知られる漆原 友紀先生のファンロードでの活動名です。

そんな別名義作品も併せて読める短編集がこちらの
アフタヌーンKC 「フィラメント/漆原友紀作品集」


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実は担当はこの作品を雑誌で読んでいましたが、漆原先生だと知りませんでした。
数日前にSNSで偶然知り、急いで単行本へ確認に走りました。
雑誌・ファンロードといえば30代のオタクとしては学生時代の黒歴史を芋づる式に思い出す雑誌だったりしますが、
ネットの普及が少ない田舎のオタク中学生時代は「ファンロードとアニメディアとドラゴンマガジンがあれば幸せ」と思っていました。
ファンロードそのものを知らない方のためにご説明しますと、
毎月お題のジャンルが提示され、そのジャンルのファンアートを募り1冊にまとめたもので、あらゆるジャンルのファンアートをまとめた情報交流の雑誌でした。
文通の募集を載せたり、短編漫画が収録されたり、新アニメの情報が掲示されたりと、
「この作品面白いよ!」と叫ぶ場所が少なかったあの頃のオタクの叫びが詰まった雑誌です。
お題もジャンプタイトルからガンダム作品、芸能・歌手特集まで今考えると色々と権利問題が怖いものでした。
巻末の投稿コーナーの「新婚さんコーナー」にイニシャルビスケットのK、かものはし…語ると止まりません。

そしてこの読切、その中の短編漫画として収録されていたのですが前文の通りオタク情報で謎の熱気に包まれた雑誌の中で突然に凍えた覚えがあり、それで忘れられずにいました。
凍えたといっても悪い意味ではなく、一瞬にして今までの記憶が吹き飛ぶような衝撃があると頭が冴えてきませんか?
ハッピーエンドがお決まりと思っていたオタク学生が「バットエンドにも思えるけれど美しい終わり」という複雑なものに遭遇してしまったわけです。
内容についてはあえて触れません。短編のためネタバレしてしまうのも勿論ですが、ビジュアルの説得力で物語の世界に引きずりこまれる作品なので、
これから初めて読む方には是非ノーヒントのまま、自分の好きなギャグアニメ作品を見てホクホクした気持ちになったところでこれを開いて、最高のクールダウンを味わってほしいです。

名義が違う場合や出版社が異なる読切がしっかりと収録されているあたりに講談社のこだわりが詰まった1冊。
今からでも遅くありません。是非、衝撃を受けてください。

以上、ご紹介は宇都宮店の滝田でした。


通販ページはこちらになります。
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1024896482&ref=list
  1. 2016/09/29(木) 10:53:53|
  2. 宇都宮店滝田

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