岩井の本棚、SAHRAの本棚

スタッフがマンガ界のニュースとおすすめマンガを紹介します!

ゆうちゃんの理不尽な行動がじわじわくる!子育て漫画




リイド社のウェブコミックサイト「トーチ」で連載されていた作品の書籍化。
作者:横山了一さんの息子「ゆうちゃん」の理不尽かつ不思議な行動がじわじわ笑いを誘う作品。
表紙からゆうちゃんの言動が突き刺さる…


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子供育てたことないのでゆうちゃんだけなのかほかの子も一緒なのか分からないですが、すぐ飽きるゆうちゃんが淡白で大好きです。


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よく漫画で「流れている時間が違う」事を表現したい場面がありますが、マッハで飽きるゆうちゃんはそんな場面に適役!時代の流れははやいんだぜ!と体当たりで教えてくれている気がします。

あと、死にネタに対する反応が微妙に違うのも興味深い。なんで?


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スターウォーズは良い話だったから泣いちゃうけど普通に倒れると仕事の心配しかしないゆうちゃんほんとナイス。

ウェブでは読めなかった描き下ろしと、妻:加藤マユミさんの子育てエッセイ漫画も載ってます!ママ目線で描いたゆうちゃんは一味違う!

もっとゆうちゃんエピソード読みたいぜ~という方は
「北のダンナと西のヨメ。」

こちらもどうぞ!いくらはふりかけのようなものなので、正月におばあちゃんの家に行くと無限に出てきた思い出…
横山了一の作品はこちら


(札幌店/中谷)
  1. 2017/01/20(金) 11:00:24|
  2. 札幌店中谷

絵本の挿し絵が動いているような楽しさ in wonder land




こんにちは!すっかり冬ですね。昨年からはじめた「SAHRAの本棚」ですが、少年スタッフ皆でリレーのようにはじめた更新も、1年ちょっとが経ちました。 最近はスタッフ別に過去記事も纏められています。ビビビと来たスタッフがいましたら、ぜひ他の記事もお読みになってくださいね。素敵な1冊が見つかるかもしれません...

冬になると毎回読みたくなるのがこの作品。

イン・ワンダーランド

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主人公・エリゼが訳あって図書館司書・亀のバーバラに引き取られ、家族としての心の交流を描いた作品。バーバラとのエピソードの他にも、おともだちのアンニカちゃん・リリィちゃんとの日常も描かれています。アンニカちゃんとリリィちゃんはウサギですが、動物としての種・科目の違いは些細な事。女子は在りし日の自分の姿を重ねる事が出来るはず。
遠足の前日にわざわざ同じ所に行ったり、大好きな本を無理やり読ませたり…「嫌な事全部忘れて、楽しかったコトだけが残っている」


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エリゼが言うように、昔の良い思い出だけが浮かび上がってくるようなそんな気持ちになります。

ウサギであったり亀であったりする事で何か大きな出来事は起きないのですが、私がぐっときた場面はこちらです。


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私ならリリィちゃんの夏毛で編んだマフ、欲しいなぁ…


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参観日のシーン。猫のお母さんは日傘でとってもマダム気分。

「不思議の国のアリス」「マザーグース」の要素を取り入れた作品は数多くありますが、それらと同じ世界に存在すると思わせる作品はそうそうありません。
木漏れ日や魔法の描写、動物の毛の表現、眉や目の表現にどことなく在りし日に読んだ絵本の挿絵を感じさせる部分があり、ストーリーの「不思議度」も絵柄にマッチする、優しくてどこかおかしいものとなっています。


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かつてハルタがFellows!という雑誌名だった頃、森薫「乙嫁語り」入江亜季「乱と灰色の世界」等と同じ誌面で活躍していた薮内先生。他の作品も紹介したいのですが、商業誌で発行されているのはこの2冊のみ。別名義で活躍してらっしゃるお話も聞かないのでとっても気になっています…今でも創作活動を続けていらっしゃるのでしょうか?先生の作品もっと読みたいです!待ってます!

Fellows!といえば、たまにテーマが決まった小冊子がオマケでついてきたのも嬉しい思い出でした。この単行本にも収録されている「Swimsuits Fellows!」は良かったです...森薫さんの人妻ムチムチ水着も拝めますよ!夏の昼下がり、畳の部屋で水着の妻...ミスマッチさが相俟って良い着エロ...薮内先生が描く夏の妖精も、健康的でとってもステキ!


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今回紹介した漫画はこちら

  1. 2016/12/09(金) 11:00:20|
  2. 札幌店中谷

秋の夜長にSFおバカエロ




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へんなねえさん/吉冨昭仁

SF・おバカエロ・百合 ...最近の吉富ワールドのつまみ食いが出来るのが本作。
EAT-MANしか読んだ事ないなって方にもお勧め。

おバカエロの一例:


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掲載氏が「エロティクス・F」だった為ちょっぴりセクシーなお話が多いのが魅力。

吉富さんの描く女の子はどこをみてるかわかんない、マネキンみたいなきれいでかわいい女の子ばっかり。コミカルな動きもするけど、基本セクシーな表情が多いのが魅力なんですよね。そして黒髪ロング美少女が多いのが嬉しい。

中でもこの「一日前に戻れる鏡」の話は圧巻でした。


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自分大好きな「あたし」が「あたし」の為に「あたし」を10人集めてどうなっちゃうの~~という話ですが、特に重大な事件は起こらず「さすがあたし!」で済まされるので読者は「あたし」の可愛らしさと自己への陶酔をただただ眺められるおいしい話という訳ですよ。黒髪ロング美少女の饗宴!

メインストーリーの「学校から帰ってきたゆうくんの元に、突如姉が現れた」話を軸に話が進んでいきますが、登場人物同士の接点があまりなく、女の子のモノローグも少なめ。あるのは「あたし」くらいです。えっちな目にあってしまっても、淡々と状況を分析していたりページの外で恥ずかしがっている描写があるくらいなので、読者もあんまりエロい漫画を読んでいるぜ!という気分にならず、程よく「良さ」だけが残る印象です。
まあ姉の中身はこんなかんじ

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なので、モノローグ描写が無いのも納得ですね…
さあ、ゆうくんの運命は如何に!


この作品を読んで…
百合を読みたいなって方はこちら

ディストピアを読みたいなって方はこちら

切ないTS物が読みたいって方はこちら

この作品の通販はこちら


札幌店/中谷
  1. 2016/10/27(木) 11:00:27|
  2. 札幌店中谷

幼い頃読んだ作家さんの事を急に思い出して、読んでない作品を根こそぎ大人買いする人のための記事




思い出補正も相俟って、もういっそ全部読みたい!という衝動に駆られたことはありませんか? 私がなったのはこのふくやまけいこ先生です。
こういうとき本屋勤務は良いですよね。まんだらけに勤めていてよかったなと感じる瞬間です。
ふくやまけいこさんといえばアニメージュで連載していた「東京物語」「アップフェルラント物語」が印象に残っている方が多いと思いますが、私は「まぼろし谷のねんねこ姫」「星の島のるるちゃん」でふくやま作品に触れたので、ふしぎな冒険活劇ものというよりは小さな女の子に向けた、可愛らしい作品の印象が強く、似た雰囲気の作品があれば読みたいなぁと思った事がきっかけで今回紹介する作品に出会いました。
特に「ねんねこ姫」は妖怪や妖精、不思議なものたちと触れて遊んでみたい!という当時の願望をそのまま漫画で表したような内容で、毎月ワクワクしながら連載を読んでいた記憶があります。
ねんねこ姫、るるちゃんもそのうち紹介するとして...今回は短編集の「オリヒメ」「ヒコボシ」を紹介します。


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ふくやまけいこ作品単行本未収録作品集、と帯にあるように、デビュー~本が発行された2011年までの未収録作品を一気に集めたもの。どの時代の作品も、一貫して人間の暖かい愛情を感じられるものばかりです。
一片紹介しますね。「ちいさなとびら」


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かわいい...ぜんぶかわいい...(´;ω;`)
と思わず涙がこぼれそうになる優しい世界。
こんな小さなドアがあって、お手紙が置いてあったら誰だってお返事しちゃいますよね。りすちゃんがお手紙書いてくれてる...!って完全に信じますよね。シルバニアファミリーで毎日遊んでいた私が言うので間違いないです。お友達が出来ないのを気にして、こっそりお友達になってくれた駄菓子屋のおばあちゃん…秋子ちゃんはいつか大人になって思い出したときにおばあちゃんの存在に気づくかもしれないけれど、気づいたとしてもおばあちゃんの優しさが残る暖かい話だなぁ。
こんなかんじのほんわかできる話がたくさん載っています。お話の主人公のほとんどが「よい子」なので、かわるがわるいろんな女児が出てきても萌え、というよりがんばったね…!と見守ってあげたくなる感情が残ります。

そうそう、この作品集にはみんなのトラウマ「恐怖の館」に載っていたいた「山の瞳水晶」も収録されています。


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「恐怖の館」...
なかよし96年9月号付録のこの小冊子。内容は「なかよし」読者をターゲットにしたホラーまんがです。普段漫画といえば「なかよし」と母所蔵のマーガレット、りぼんコミックスしか知らない私(6歳)の元に突如現れた日野日出志先生のまんが...異様な黒目の小ささ、顔面からこぼれ落ちそうな目の大きさに眼球の生々しさを感じ、それまでどんな話でも喜んで貪り読んでいた「漫画」にはじめて恐怖を覚えた夏。とにかく異様な存在感を放っていたので本棚に入れておくのも怖い。そもそも表紙が一番怖いので視界に入れるのも怖い。表紙の女の子が夢に出てきた翌日、妹と相談し2度と開くことの無いよう本棚と壁の隙間に隠しました。もったいない。
今は日野先生の本が入荷して表紙を見ても、おまんじゅうみたいでかわいいなぁ、ぽってりしてるなぁとむしろキャラクターに愛らしさを覚えるのですが、恐怖の館だけは未だに少し怖いです。

それでは。


紹介したまんがの通販はこちらから

「ちいさなとびら」収録「オリヒメ」→https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/serchKeyWord?categoryCode=00&keyword=%E3%81%B5%E3%81%8F%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%91%E3%81%84%E3%81%93%E3%80%80%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%A1

「山の瞳水晶」収録「ヒコボシ」→https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/serchKeyWord?categoryCode=00&keyword=%E3%81%B5%E3%81%8F%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%91%E3%81%84%E3%81%93%E3%80%80%E3%83%92%E3%82%B3%E3%83%9C%E3%82%B7

そのほかのふくやまけいこ先生の作品→https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/serchKeyWord?categoryCode=00&keyword=%E3%81%B5%E3%81%8F%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%91%E3%81%84%E3%81%93%E3%80%80

札幌店/中谷
  1. 2016/09/17(土) 11:00:15|
  2. 札幌店中谷

暑い夏には暑そうな漫画を




夏真っ盛り!避暑地もとい北の大地からこんにちは、札幌店中谷です。
私寒いのが大の苦手なので永遠に夏が続けばいいなと毎年思うんですよ。ポケモンGOだって、秋になったら寒くてやめちゃうと思います。冬は1歩も歩きたくない...
まんだらけ札幌店の近くにはポータル多いし、ポケモンもりもりゲットできるので皆さん遊びに来てくださいね。ゲットするついでにマンガ買ってください。
漫画読むときは雰囲気に浸りたいのでその季節っぽい漫画が読みたくなります。この調子で行くと来月は「盆の国」ばっかり読んでると思います。
「地球の放課後」もだいぶ夏っぽいんですが今回はちょっとどろどろした夏の話です。
ますむらひろし「アンダルシア姫」


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舞台は夏のスペイン。


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うう…!その気持ち分かるよ!初めてコミケに参加し、朝6時から並んだ時の事を思い出すセリフ!


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時蔵はここで不思議な力を持つ織部に出会い、ずっとひっかかっていた心の奥の「恨み・辛み」を抜かれてしまいます。
それからというもの今まで起こっていた「絵を描きたい!」という衝動が失われてしまい、「恨みを返してくれ」と懇願する時蔵。
ひまわりの下に「恨み」があることを探しあてた時蔵は、恨みを食べることで自分の体内に返していきます。

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この絵が強く印象に残りすぎた私は、今でもひまわり畑を見ると目玉の事を思い出します。
「恨みや憎しみこそが、生きているという味を深くする」負の感情って、喜びの感情よりもエネルギーが凄いなと感じる事があり、喜びは思い出すとしてもじわじわと感情が包まれていく感じがするのですが、嫌なことを思い出すときって一気に感情が押し寄せてくる感じがするんですよね。ちょっと苦しい方が生きてるって感じがします。弱虫ペダルの真波くんもそんな感じの事いってましたね。
これとは別の話のラストには、自分の悲しみや苦しみを燃やして光るオリーブ畑が描かれています。夜のオリーブ畑を飛び、負の感情に負けずに生きていくんだよと勇気付けられる場面なのですが、女の子が「生きたい」と思うたびにチカッと光る光は、一つの光は小さいが集まるとまるで銀河のような輝きを見せました。そりゃーずっと生きてたらやなことも沢山ありますが、あまりけだるい感情にずるずるつられずに、はつらつと生きて生きたいなぁと感じさせる話でした。


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他にも一面豚肉の壁を使った整形の話・リボンを使った口寄せの話など見た目も中身も楽しい話がもりだくさん。
ますむらひろしさんの作品って、猫が多く出てくるんですがこの話に猫は一切見かけません。人間+猫、人間+ペンギンというヒトと動物を同等の位置に置く作品を多く見られますが、この作品では骨が織部の従者として動いています。アタゴオルや宮沢賢治コミカライズとは違った雰囲気です。暑さを楽しみたい方は是非ご一読を。ビール飲みたい!



アンダルシア姫
https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/serchKeyWord?categoryCode=00&keyword=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB


(札幌店/中谷)
  1. 2016/08/05(金) 10:33:05|
  2. 札幌店中谷

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