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それ御紋章に似てるからダメ

前前回は魔夜峰央先生について触れましたが、最新刊でましたね、「魔夜峰央のまどろみ日記 本日も異常ナシ」。

     パタ1

現在魔夜先生は連載を4つ持っているとのことですが、近年は日常エッセイ風コミックがその半分をしめてます。二人のお子さんの成長を魔夜先生ならではの視点でつづった「親バカ」シリーズからの流れですが、最近作見てビックリ。娘のマリエちゃんはいつのまにか成人し、あのパタリロを髣髴とさせるマオちゃんはもう大学生とのこと。いやいや月日の流れるのは早いものです。このぶんでは「テンパリスト」のごっちゃんもちょっと目を離すと高校生くらいになってそうです。

さてこの「本日も異常ナシ」では、そういえばそんな噂あったっけ・・・と思い出すセリフがひとつ。その噂とは、初期から中期にかけては頻繁に使われていたあるマークについてです。このマークをいつのまにか使わなくなったのは国から叱られたから・・・とぼくは聞きましたが・・・

     パタ2

ほんとだったんですね! え?どんなの?って分からない方、うすーく思い出しませんか? クックロビン音頭のシーンでよく使われてましたね。アニメ版でも使われていたかどうかは記憶にありませんが・・・。答えはコレです。

     パタ3
     パタ4

それにしても豆知識や雑学ネタ王である魔夜先生が、このマークをほいほい使っていいかどうかわからなかった、とは到底思えません。

20年近く前だと思うのですが、たしか南部十四式か二八式歩兵銃か覚えてませんが旧帝国陸軍のモデルガンが作られました。細部に至るまで外観上は精巧に作られていたのですが、どうしてもそこだけは実物に忠実には復刻できない個所があったのです。それはこの菊のご紋。そこで花弁の数を実物より1枚多くして対応した・・・そうです。今調べてみたら、魔夜先生のは多くは20枚か22枚ですが、ときどき16枚になってるときも・・・あわわ。

この新刊ですが。魔夜先生の自伝ぽいところがあり、新人時代の魔夜先生に大手塚がシットするエピソードや、子供時代の思い出などが語られていて必見。特に幼少期のけして裕福ではなかった時代のことは、パタリロでときおり見られる幸せについての一般的正答例ではない解釈にもつながるところがあるので興味深いです。

最後はパタリロよんでたら出てきたこのせりふ。

    パタ5

一瞬うちのこと?とおもったら「げ」でした。がっかり。
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  1. 2009/05/25(月) 22:22:26|
  2. 魔夜峰央

埼玉・茨城

ぼくは大学に行くために新潟から埼玉に出てきたのですが、 事前情報が特に無くとも「東京に1時間でいけるんだからそこそこな都会だろう」と思っていたのが間違いでした。
しかしいざ住んでみると天上からはヤスデが降ってきて、梅雨時になると破れた網戸の穴からカエルが入り込み部屋中カエルだらけ、 風呂に水を張ればヨトウムシの幼虫がいつのまにか死んでるし、駅前にもかかわらずクマンバチが飛んでおり、まさかこんなに昆虫に悩まされるとは思わなかった。

町の名物はヤキソバと肉うどんというありさまで、夜の闇にはチンピラが闊歩し、大きな書店やCD屋がないのでちょっとマイナーなものを買おうとすると都心に出て行く必要がありました。 ここに4年いないといけないのか・・・と暗い気分になったのを覚えています。

やがて埼玉にも慣れてきた頃に魔夜峰央の本「やおい君の日常的でない生活」中の「翔んで埼玉」を読んだのですが、当時埼玉に住んでたにも関わらず、この埼玉悪口ネタには笑うしかありませんでした。 ここまでいわれるともう笑うしかないですよねえ。

発行当時は83年。 チバラギとかダサイタマとか、軽薄なコトバで地方がバカにされていましたが、この作品は地方ギャグのようにみえて、じつは都民の驕りに対するパロディでもあります。 なぜってこの当時、魔夜氏自身が所沢在住でバリバリの埼玉県民だったわけですから。
このマンガを描いてたときに魔夜氏は所沢在住で自嘲気味にかいた・・・とあとがきにありましたが、新潟出身で埼玉に引越し田舎さに泣くという経歴にはシンパシーを感じましたね〈ちなみにこの経歴は山田芳裕氏も同様です〉。

それでは今日は、マンガけもの道24回でフォローし切れなかった画像の紹介です・・・って3年前の記事への補追って鮮度的にどうなんですかね。

埼玉1

このページのあとに「三越は東京都民の行く所だ!埼玉県民は星友に行け!」が来ます。

埼玉2

ギャグに見えますけど、ちょっと前まで白人さんコレやってましたね。

埼玉3

はねたのが都民で、はねられたのが埼玉県民です。念のため。

埼玉4

「まんずまんずごきげんやっしゃ」なんて埼玉でもいわないよ! それを「フィクション」の一言で全てアリにする力技。

埼玉5

「草加せんべいですか!秩父セメントですか!」

埼玉6

このあと「田○角○もじつはチャキチャキの江戸っ子だ」などと途方もないセリフも登場します。

埼玉7

「茨城は埼玉より田舎」とするのは、当時魔夜氏(所沢)とチーフアシ(茨城出身)の間で「どっちが都会か」で争っていたから・・・という背景があるようです。

埼玉8

このあと主人公が「だめだ!麗には踏めない!」と悩みます。子供の頃から天上人として教えられてきたから・・・というのが理由。んなアホな!

というわけでとにかく埼玉侮蔑ギャグのオンパレード。もちろん全編通してならばこんなモンじゃありません。

ですがこのマンガは埼玉ギャグであると同時に、東京都民の持つ強烈な中央意識と地方出身者への差別意識や、様々な国で行われてきた人種差別へのパロディであり皮肉でもありますから、読むと地方出身者、東京都民ともに複雑な心境にならざるを得ませんね。僕のように地方から東京にでてきた者にはことさらです。
そういえばパタリロのメインキャラクターの多くが同性愛者だったり異能力者だったり、はたまたヒューイットのようにロリコンだったりと、マイノリティを多く登場させています。そしてその多くがマジョリティではないが故の悩みを吐露するシーンが出てくるのです。この奥深さや常に時代の先をいっている点、著作の再読耐久度のハンパない高さといい、魔夜先生はつかみ所のない奇才でありつづけると思いますね。
  1. 2009/05/22(金) 18:35:00|
  2. 魔夜峰央

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