岩井の本棚、SAHRAの本棚

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モテキにおけるパロディ/3

1/22に発売されましたね、「モテキ」3巻。

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前回の予想とおり3巻表紙は土井亜紀でしたが、4巻はこの分だと林田ではなく小宮山夏樹になりそうです。09年初のコミックスでは評判上々、このままだと展開的にドラマになってもおかしくないのも事実ですが、なぜだろう、メディア化されないほうがよいなと感じてしまいます。

その理由のひとつが前回も触れた他マンガからのパロディですね。これは実写のドラマでもさらにはアニメだとしてもツボを抑えた描写ができるとは思えないのです。

とはいえ、今回は情けないことにわかったのは少なめでしたね。

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小林源文。擬音のフォント以外はあまり。

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山本直樹だと思うんですが、久保ミツロウ先生が意識的なのか、単にこちらが深読みしているだけなのかはわからないところです。

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白土三平。

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島本和彦。旧「燃えよペン」の集中線描くためにお宝を殴るシーンからだと思いますが、オム先生ではなく左上の炎プロのアシキャラがなければスルーしてしまうところでした。

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もちろん浅野いにお「おやすみプンプン」。「○○は思いました。」モノローグコマとの連続で、ここ数ページ続いてましたよ。

カバーめくるとおまけマンガがありますが、そこでも。

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小田原ドラゴン。ワレーッ、なので「チェリーナイツ」ですな。

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原稿オチちゃうシーンはもちろん藤子A先生「まんが道」。

で、ここから先が「何らかのパロだと思うのですが確定できない&わからなかった」ものたち。

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一瞬、オタリーマンかと思ったけど違うみたい。

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うーむ、わからない。

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この二つの土井亜紀は元ネタがあると思うんですが、単にこっちが過敏になりすぎているだけかもしれません。

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この体躯とこのポーズ、明らかにどこかで見た印象的なシーンだったと思うのですが、わかりませんでした。

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これもわからない。

とはいえ「モテキといえばパロディ」と見る前から疑ってかかっているだけで、単純にマンガ文脈的なデフォルメキャラを描いただけなのを、「これどっかでみたなー」と勘ぐっているだけという可能性も否定できません。じつはあと3つくらい「そういわれれば」というコマがあったのですが、判断つかなかったのでやめました。
それにしても現在進行中の本編では、小宮山夏樹&島田の話にどう決着がつくのかに興味津々。最終的に誰と結びつくのか? いつかちゃんの話はどう収めるのか? 「言いたくない」でグッと来た土井亜紀とのエンディングが薄そうなのも気になるし、そして久保先生も4巻で終わらせるといってますが、ホントに終わるんだろうか。
あと土井亜紀と藤本のキスシーンを見たいつかちゃんの「けど違う 自分に自信がないからこそ 美女にしか埋められない穴があるんだ」は、その場所が池袋の風俗街なのも含めてすごいグサっとくるセリフですね。男というのはほんとうにダメな生き物です。
  1. 2010/01/28(木) 22:53:14|
  2. モテキ

モテキにおけるパロディ/2

久保ミツロウさんの「モテキ」の2巻出ましたね。今回もじっくりと読ませていただきましたが言うことナシの出来栄えですが、若い頃の自分を見ているようで(「だからモテない」を中心にグルグルと考えだけが回ってるカンジが)、なかなかに切ないですな。

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表紙はいつかちゃん、ということは3巻は土井亜紀、4巻は林田かな? 今回は単行本2巻の元ネタを探してみたいと思います。

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新井英樹の「宮本から君へ」。

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種村有菜でしょうか。左コマはもちろんコナン+ナルト。

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おそらく身内すずえ「ガラ仮面」の、主人公が動物を演じるシーン。

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(たぶん)羽海野チカ。

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(たぶん)とりのなん子「とりぱん」。

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たかの宗美でしょうか? ちょっと自信ないです。

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僕はわからなかったのですが、少女マンガのスタッフに聞いたところ「こやまゆかりでは?」とのこと。

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おなじく他のスタッフから「谷川史子かも」と。

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これは(たぶん)いくえみ綾。

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既に紹介済みで、山本英夫「殺し屋イチ」の垣原組長。

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これも紹介済みで魚喃キリコ。今の絵とは違いますね。「Blue」のころの絵。

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何でか初読時に気がつかなかったこれは桜玉吉。

で、これ以外にもまだ判明していないのが数コマあります。読んでいくと「これもパロディ!?」とかんぐってしまい、それが単なるディフォルメキャラなのか、ちょっと線を砕いただけなのか、それとも元ネタありなのかと常に疑ってかかってしまうので精神衛生上よくありません。そんなわけで「モテキ」はふつうに一回、パロディ探しにもう一回、さらにパロディと表現上の元ネタ探しにもう一回と、マンガ好きなら最低3回以上読めるという稀有な作品。

ちなみに僕が気がつかなかったパロディに気がついているつわものがゴマンといるのもこの世界です。たぶん久保先生も「まだあそこ気がついてないなー」とほくそえんでるかもです。1から3巻で合計いくつあるのか、ぜひ探してみては?
  1. 2009/08/29(土) 23:40:47|
  2. モテキ

モテキにおけるパロディ(2)

今週のイブニングは表紙がとっても男同士わきあいあい、ってイメージでよいですね。

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樫村と島の同期コンビ。樫村が島の肩に触れつつ一杯飲る・・・というシーンですが、この時点では樫村の島に対する恋心は島に打ち明けられていないので、島はごく自然に杯を酌み交わしてますが、何しろこの樫村は破滅型もイイところで、酔っ払った挙句「島!!俺はおまえがどうしようもないくらい好きなんだ。家族なんてクソくらえだ!!」と吐露するような男です。よった末にこんなカムアウトされても困りますね。島もすげえ困ってましたよ。
ぼくは樫村大好きなので今回樫村エピソードくるのか!!と盛り上がりましたが残念、そんな話じゃなかった・・・。

ところでイブニングといえば今週のモテキではこんなパロディが。

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山本英夫「殺し屋1」の垣原組長ですね。イチにジジイ、双子の兄弟とド変態しか登場しない異常アクションとして有名な本作ですが、中でも垣原組長のドMっぷりは最高ですね。今見ても狂ってます。

さて描き原組長といえばジャランジャランつけたピアスですが、今まででマンガ界に登場した一番大きなピアスといえばコレでしょうか。

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「えの素」より。ピアスするともてるぜ父ちゃん! とばかりに郷介とみちろうがピアス屋から買ったのがコレ。これぜったい脳に刺さってるよ!榎本俊二は動き、特に慣性のある動きの表現が上手いですが、このグルングルンっていうのがピタゴラスイッチぽくて好きです。
  1. 2009/05/28(木) 21:17:49|
  2. モテキ

モテキにおけるパロディ

前項では「トッキュー」がチラリと登場しましたが、久保ミツロウ先生が原作と少年誌というふたつの縛りから放たれたイブニングの連載「モテキ」はホント面白いですね。

モテキ

この主人公藤本の見苦しさとダメっぷリは尋常ではなく、読んでると胸をかきむしりたくなるのです。
しかし特別に女性を惹く要素やとりえのない男子はみなこういう「モテたいけど、どういうふうに女子の前で振舞ったらベターなのか分かりませんとも!」的なベクトルの定まらないパワーをもてあました記憶が必ずやあるハズ。
ハチクロでいうところの「やっと青春スーツを脱ぎ去った!と思ったら、まるで昔の自分のような奴が青春スーツをビッシリ着こんで目の前をウロウロしてる」状態。そりゃ痛々しく暑苦しく見苦しいわけです。そしてそのイタさが女性の本音でズバッと語られる。時間軸に不親切な部分が多少あるものの、「モテキ」はかなりよいと思います。

さてそんな久保先生はモテキの中で、ときおり他の作家さんの絵を突然登場させるのですが、絵が元から上手い方だけあって爆笑せずにはいられません。

モテキ

まず寺沢大介。

モテキ

土田世紀。この下からのアオリがまさに!

モテキ

小林まこと。口の開き方に特徴がありますね。

モテキ

さらに永野のりこ。

モテキ

あとはなんと、きうちかずひろ。この口の感じはトオルですね。

モテキ

モテキ

これは今週号イブニングから。今週も数ヶ所ありましたが、まさかこうくるとは・・・魚喃キリコ。

これは「Blue」の時の絵ですね。

まあ寺沢大介が来るのは、イブニングの金看板だからってのもあるでしょうが、きうちかずひろのパロディは前フリあったけれど、世代的に気がつく人は今はそんな多くはないんじゃないかしら。

ちなみに今回はスペースの問題と、元ネタがわからなかったりで割愛しましたが、これ以外にも6個所ほど、こういったパロディが入ってます。絵柄を見分けるのに自信がある人は探す目的で読んでみるのも良いかもですよ。
  1. 2009/05/14(木) 21:15:32|
  2. モテキ

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