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見守らずにはいられない、ヒゲミミシッポの思春期男子




お久しぶりですこんにちは。
数年前に実家を出て以来、猫成分の枯渇が深刻化する中野店白石です。常に3~4匹の猫に囲まれていた生活が長く続くと、夏場クーラーを入れるタイミングの指標として猫たちのだらけ具合を確認しようとしたり、冬場こたつに入るとき必ず中を確認したりという癖が抜けなくなります。そして威嚇の声とともに飛んでくる猫パンチがないことに空虚感を覚えるわけです。
今日はそんな心の死活問題に一石を投じるこちらをご紹介。

集英社/稲葉そーへー/しらたまくん(1巻~最新7巻)


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しらたまくんこと白玉雄介は、突然変異で人の言葉を話すようになった猫。人並み以上の知能もあり、世界で初めて人権を与えられた猫として一躍有名になります。飼っていた夫婦に養子として迎えられ、息子(猫)となり生活することに。
…という出来事を過去話にして始まるのがこの漫画。しらたまくんが高校生になり、一連のバックボーンを全く知らなかったヒロインの同級生・葵が「入学式に猫がいるーーーー!!!!」と驚くシーンが第一話です。


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この葵がとにかく最強の人で、割と控えめで大人しいしらたまくんにガンガン絡んでいきます。それに半ば強引に引きずり出されながらも、しらたまくんの周りに輪ができ、世にも不思議な高校生活が紡がれていくのです。基本的にはあっさりめのギャグなんですが、猫が人と同じように生活するにあたりどういう折り合いやフォローが必要なのかという描写が結構細かいです。たとえば


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こういうちょっとしたリアリティが世界観をファンタジーにさせず、その上で思春期男子あるあると猫あるあるが絶妙にミックスされています。


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お母さんの気合いの入ったお弁当を恥ずかしがったり(ちなみに中身はカリカリとささみ)


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家に友達を招いたときの母親のはしゃぎっぷりにガチギレしたり。
あとスケボーにハマったり、アルバイトをしたり、ヒロインのピンチを助けたあとにめちゃめちゃヘタれたり。なんかこう…「高校生だけど猫」じゃなくて「猫だけど高校生」なんですよ。
で、しらたまくんは自分が猫であることをひけらかしたり自慢するタイプではなく、むしろ抗えない習性を人前では見せたくないと考えるシャイボーイ。
特にのどを鳴らすことに関しては神経質で、どうも世間一般に浸透している「のどゴロゴロ=気持ちいい」と思われるのがいたく恥ずかしいもよう。このゴロゴロにまつわるエピソードや小ネタは随所に散りばめられています。
他にも
・毛づくろい


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・桜の花びらにじゃれたいのを我慢


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別にいんじゃね…?と言われる部分が本人の中では大問題というのは思春期の定石で、しらたまくんの場合はそれが自分の「猫っぽさ」なんです。


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このシーンかなり好き。
とはいえ猫は猫、運動会の胴上げはこうなる。


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合宿でお風呂に入ればこうなる。

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くしゃみはこうなる。


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(猫のくしゃみってほんとにこんな感じ)
作者が猫を飼ってるだけあって、このへんの描写力はさすが。か、かわいい……。
そして喋る猫をさらっと養子にした、ちょっと天然なしらたまくん一家がこちら。


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妹がいるんですよね。もちろん人間なのですが、言葉遣いや関係性は「ちょっと歳の近い兄妹」そのもの。こんな感じで、全編通してしらたまくんの日々を見守るまったり日常系……かと思いきや
・文化祭後のあるシーン


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・スキー場での一幕


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…?!
そう、実はこっそりラブコメ要素が出てきます。しかも「きゃーネコかわいー」ではなく、なんだか見てるこっちが妙にドキドキしてしまう雰囲気。なぜ人と猫の間でそれが成立してくるのかといえば、やっぱりしらたまくんがあくまで“男子高校生”だからでしょう。
葵をはじめしらたまくんのあらゆる仕草に内心メロメロな人は多いのですが、それを口に出して「かわいい」と言いまくるようなことはしません。ましてや不用意に撫でるなんてもってのほか。
作中ではそういう社会的な気遣いというか、露骨に表すと「猫なのか人なのか扱いにくい」リアルな戸惑いがほんの少し語られます。実際どう接して良いか分からない周りの空気が原因で、しらたまくんの中学時代はあまり楽しくなかったそう。その壁を空気の読まなさと好奇心でぶち抜き、あらゆる学校行事を猫ならではの方法で楽しもうと提案してくる葵は、ある意味正統なヒロインなんです。
よってこの『しらたまくん』は、猫成分を存分に提供する日常系ギャグ且つその本筋は「猫という個性を持ったごく普通の男の子の青春ラブコメ」漫画というわけです。
……稀有だぞ?
『よつばと!』のよつば、『甘々と稲妻』のつむぎちゃんに続いて、あ…見守らなければ…と思わせてしまう癖になるヤツ。本自体が薄めで刊行ペースが早いので、少し枯渇した頃にサッと新刊が出てくれることでしょう。
ああ…猫さわりたい…ちょっと実家帰ってくるわ………。


担当:白石


「しらたまくん」はこちらから。
https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/serchKeyWord?categoryCode=11&keyword=%E3%81%97%E3%82%89%E3%81%9F%E3%81%BE%E3%81%8F%E3%82%93
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  1. 2016/08/30(火) 11:00:41|
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