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ジミヘンの謎の死に対するアンサー漫画「ハデー・ヘンドリックス物語」




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ジミ・ヘンドリックスといえば1970年に若くして逝った超絶技巧のギタリストですが、その死因は謎に包まれ(オーバードースが有力)不可解な部分が多く、真相ははっきりとしていません。そんな、偉大なるギタリスト、ジミヘンの死に対するアンサー漫画とも呼べる作品が、漫F画太郎「ハデー・ヘンドリックス物語」(略してハデヘン)なのです。
発行が2002年、ジミヘンの突然死から約30年以上の時を経て日本の漫画家が答えを導き出しました。

そんな、ハデヘンですが温水洋一主演で映画化されており、見た方も多いと予想してあえて紹介はここまで。
「これは まだロックがいかがわしい音楽とされていた時代のお話しです…」
から始まる短編でしてロックの真髄を描ききった数少ない漫画だと個人的に強く思います。

さて今回、紹介するのは映画化不可能な方の短編、同タイトルに収録の「裸一貫」です。(ネタバレ有り)


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「これは まだ女性の性器が秘密の花園と呼ばれていた時代のお話しです…」
冒頭、ハデヘンと同じくだり。良い意味で「最悪」の予感。


-ざっとあらすじ-(っていうか、ほぼ全内容)



じーさんとおばーちゃんと孫。(家庭環境が少し気になります)
じーさんの誕生会。仲睦まじく微笑ましい光景です。
ケーキのロウソクの火が消せないじーさんにヤキモキするおばーちゃん、放屁で火を消そうとすると屁のガスが引火して大爆発が起こります。そしてじーさんが絶命し、残された二人は家無し&裸になってしまいます。
まさしく【裸一貫】になるのですが、おばーちゃんはストリップで稼ぐ決意をします。
そして孫の太郎に中学校に行って、客引きをして来いと指示。そこには「秘密の花園」を見たくてしょーがない年頃の学生がいるはずだと!


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いました!
鬼頭万吉(14歳)
まさに名前のとおりの鬼頭。
前に紹介した、ふくしま政美「超劇画 聖徳太子」の醜男に造形が似ています。


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近くでシンナー吸ってラリってたジョージに殴られる万吉。(うるさいので)
そこに、裸んぼうの太郎がやってきて怪しまれつつも、秘密の花園が見れるストリップ小屋に誘います。
そこに、生活指導の先生が更に現れ、裸の太郎を見て「きさまらーまた、いじめてたなー」と言って持っている竹刀で体罰の嵐。


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仲裁に入る太郎。先生は聞いちゃくれません。そこでストリップに行きたいので抵抗する万吉。殴る教師。万吉のストリップ行きを手助けする不良たちの反抗で血みどろの様相を呈します。


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満身創痍の万吉を引きずり、おばーちゃんの待つストリップ小屋へ到着。
が、おばーちゃんは野糞中でした!

後ろには、秘密の花園を見ようとしている未成年を止めようと追ってくる教師。
糞が出なくて苛立つおばーちゃん。
早く秘密の花園を見たい万吉。

この超展開とスピード感は、あの宮崎駿の「天空の城ラピュタ」で宙吊りになったパズーが、塔から飛び降りたシータをキャッチする、あの名シーンに匹敵するワクワク感が得られます。


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ついに!秘密の花園にご対面!


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この万吉の表情が何より、好きです。

っと、ほとんど説明しちゃいましたが、ラストは買って読んで見て下さい。


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他にも異色の近未来を描いた「ゲーハーの時代」、周防正行と草刈民代夫婦に対するオマージュ作品「Shall we ババァ」など短編5話+おまけ1話で単行本のバランスがとても良し☆
個人的には画太郎'sベストで推したい作品でした。





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札幌店 田村
  1. 2017/03/26(日) 11:00:52|
  2. 札幌店田村

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