岩井の本棚、SAHRAの本棚

スタッフがマンガ界のニュースとおすすめマンガを紹介します!

またか! またなのか!

※ 盛大なネタバレを含んでます!



今週から始まりましたね、かわぐちかいじの新連載。

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モーニングでは自身の最長記録である数年越しの「ジパング」が終わり、一息ついた頃に新連載「僕はビートルズ」が開始・・・。同じように大きなテーマの「太陽の黙示録」もまだ連載中だし、間違いなく人物の顔を本人が描いている作家としてはこのハードワークぶりには驚かされます。
で新連載はこの平成の世の中でビートルズのコピーバンドをする青年たちの話ですが、ラスト近く、駅のホームで友人同士でもつれあい、電車にひかれた! と思いきや、場面が暗転、不穏なコマが・・・。

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え、何でわざわざ「平成22年だよな」とかいうの・・・?

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「昭和36年・・・? 何これ?」

あ―――っ! またタイムスリップ来た―――!!

またか!またタイムスリップか! またタイムスリップで行くのか!! ついこの間までタイムスリップ話やってたじゃないですか! この度胸には驚かされました!!
いったいかわぐちかいじは何年この連載を続ける気なんでしょうか! 

とあがるテンションを胸に、次はヤンジャンを読みます。木曜日はモーニングとヤンジャンとチャンピオンを読まないとなので忙しいですね。

「高校鉄拳伝タフ」を読んでいくと・・・

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えっ、何で名前を云ったあと「そんなバカな!」って驚くんですか・・・?

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あ―――っ! また「死んだはず」来た―――!!

またか!また「○○は死んだはず」かい! 鬼龍でそれやったじゃん! 静虎でもやったじゃん! で、尊鷹でもやってたでしょそれ! 灘新影流、いったい何人生き返ってるんでしょうか! 

興奮冷めやらぬ勢いで「夜王」を読むと、さすがに夜王は「またか!」とかのツッコミにはもはや動じない、まるで見たシーンばかりで構成されているような万全の進行っぷりで安心させられます。なにしろ

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支えてくれたホストに頭を下げる遼介と、「一蓮托生」「一心同体」というセリフ。もう何十回と見た気がしますし、

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心の中のわだかまりを吐くようにビルの屋上で「ウォォォォォ――ッ」と叫ぶシーンも何回も目にしたように思えますし、

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実際は「辞めます!」といったことはなかったような気がするのに、ペコッとお辞儀して強めに断言するこのシーンも幾度も登場した気にさせられます。もはや「またか」と喜ぶ気にもさせられません。すべてのコマに既視感があるマンガなんてなかなかありません。夜王はマンネリを超えて新鮮、新鮮を超えたマンネリともいえる展開なのです。まぁさすがにここ1ヶ月で、リシャールなんぞ目じゃないようなすげえ高い酒がバンバン登場したときには驚きましたが・・・。
これはコピーの使いまわしという独特の手法、また定型的な夜物語りを提供しつけているがために読んだことがあるようにさせられる、倉科遼のストーリーが原因でしょう。だれもがマンガのみならずドラマやVシネでも、目にしてる物語なわけですから。

それにしても前回の大阪対決のシメは最高でした。「俺は仲間を信じることしか出来ない男だからな・・・」という遼介の語りを、酔いツブれたホストが十数人、みーんな寝た振りしてきいており、ドロドロと涙する・・・という「何や、みんな起きとんのかい!!」というシーン

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は、ホスト賛美に疑いを持たないホストマンガ大好きな僕でさえ「大阪のホストたちはちょっとどうかしてるよな」と感じずにはいられませんでした。この数十人が全員酔いつぶれたフリをしてジュルジュルに泣いているんですよ。もうこれは気を利かせるとか、空気読んでるとは程遠い読んでなさです。
「ユリイカ」は福本、荒木飛呂彦の特集を組むくらいなんだから、是非、井上紀良でも一冊つくるべきだと思います。・・・売れないだろうな・・・。
  1. 2010/03/11(木) 23:20:02|
  2. 古本ネタ

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