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何系でもない新撰組


こんにちは。福岡店の衛藤です。

唐突ですが、みなさんの初「新選組」マンガは何でしょうか?
その昔ガンガンっ子だった私は「新撰組異聞PEACEMAKER」から新選組に興味を持ち、
推しキャラ新八っつぁんが史実では童顔キャラではないことに傷つく中学生時代を送った悲しい思い出がありますが…それは置いておいて。
「風光る」「銀魂」などなど、格好いいからかわいいまで、現在「新選組」を題材にしたマンガは数々出ています。
今回はその中でもちょっと変わって「新選組以前」な彼らを描いている「とんがらし」(桐村海丸)を紹介したいと思います。

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モーニングにて2011~12年の間に連載されたこちらの作品は、1話が約10ページ前後という短編で掲載されました。
そのため、連続で読んでいないと「これはいったい何の漫画だ?」と戸惑う読者も多かったのではないでしょうか。
時代説明も人物紹介も一切なく、ただ抒情的に「日々」が描写されていくスタイル。
主となる人物は明確な紹介もなく「総司になったの」だの「原田もぐもぐ」だの…かろうじて「沖田総司と原田左之助…かな?」と思える程度。
しかしそれが逆に良く、キャラ同士の会話からキャラクター・時代背景を読み取り私たちの知っている「新選組」と照らし合わせ、混ぜ合っていく感覚はたまりません。

派手な戦闘などは一切なく、ただよく知られた彼らが新選組になる前の、ある意味幼い姿とでもいうのでしょうか、あの土方歳三がひとり釣りをしたり(しかも全然釣れないご様子)、原田左之助が銭湯に行って自分のふんどし洗いたくないと愚痴溢したり、寺の坊主と階段を駆け上がったり…

激動の時代を生きた「新選組」。その内側の部分をこっそりのぞくことができる作品なのです。
やがて時代の流れは彼らをのせてゆっくりと進んでいきますが…このじわじわと「悪いことが起きるぞ、あの事件が起きるぞ」と思わせる表現力。思わず固唾をのんでしまいます。

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「地獄に いって餓鬼になった奴らは舌が燃えて 何も飲み食いできないんだけど 地蔵さんを通して土を下った水は飲めるんだってよ」
すでに新選組の行く末をしっている身としては、なんとも意味深なこの言葉。実はラストにつながってくる大事なセリフなのですが…。気になった方は読んでみてください。


(福岡店/衛藤)




《 今回紹介の作品の通信販売はこちら 》

講談社 桐村海丸「とんがらし」こちらから。




  1. 2015/12/31(木) 11:00:33|
  2. 福岡店衛藤

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