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雑誌掲載時と単行本時での差はいくらでもありますが、そのひとつが柱の有無です。

柱、とはつまり、僕が何度か紹介させて頂いてる「モテキ」であれば

とろ1

扉がこうあり、

とろ2

この部分が柱です。

前回までのあらすじや、今回を象徴するアオリが記されるのが常です。

この「柱」の部分でかなり批判、物議をかもした経緯があるのが「とろける鉄工所」。

柱の部分にどうしてなのか、作者ではなくこの作品の女性担当者の個人的な感想や意見が書いてあるのです。この女性担当者さんは裕福な生まれという設定らしく(競走馬を持ってるとかフェラーリを買ったとか)、おそらく半分以上ネタなんでしょうが、その世離れした会話と、社会の縁の下を支える溶接工である作者との対比の面白さを狙って、あえて乗っけているのだと思います。たとえば今週はこんな感じ。

とろ4とろ5 とろ6 とろ7 とろ8とろ9 とろ10

とこんな感じ、先号では

とろ11 とろ12 とろ13 とろ14 とろ15 とろ16

と、こんなオチでした。

これが何故乗っけ続けているのかと非難ごうごうだったのですが、僕は今まではあまり気になってはいませんでした。僕は第1回から「とろ鉄」を読んでますが、気になったのは第1回のみです。僕は通常柱など読まない雑な人間なのですが、何故か第1回は読んだ記憶がありました。ところが何の感慨も抱いた記憶がありません。イヤだともジャマだとも思ってないのです。「ああ、これ読んだ記憶あるわ」しか思い出せませんでした。

僕は雑誌掲載のときに柱があるのも当然だし、初めて読む人のためにキャラクター紹介や次号予告や既刊の広告が柱にあるのもあたりまえだと思っています。雑誌とはそういうものです。そういったのを省いたのを読みたいのなら単行本を買うべきです。
テレビでオンエアされた映画にはCMが入ってます。内容が同じでも、DVD版には入っていません。それと同じようにも思います。

僕は積読が激しく、「とろ鉄」は1・2巻両方とも買いましたが、なぜか1巻をどこにやったか思い出せず、2巻を先に読みました。そのあと先月やっと1巻を読んだのですが、2巻にはなかった女性担当者の柱が、1巻では収録されています。

経緯としては、1巻で非難ごうごうだったので、2巻では掲載しなかった・・・というあらすじなのでしょう。

この問題に関してはいろいろな人が語っているのですが、全体的には否定派が多いようです。
僕は、柱や著者近況や広告や上部のタイトルロゴ、扉絵のアオリ、次号予告などを取ったものを収録するのが単行本だと思っていますので、そういったジャマなものを省くためにカネを払ってるのが単行本。単行本の金額の半分はそういった省き賃だとすら思ってます。だから1巻のように柱が残ったままというのはあまり賛同できません。省き賃はらったのに、と。
だって「モテキ」買って読んだら「心に刺さる恋物語。目をそらさずに読め」なんて書いてあったらどうします!? そりゃないよって思うのがスジでしょう。

かつて榎本俊二の「ゴールデンラッキー」の再編集版を出したときには、柱の文章があまりにバカなので柱まで完全に再収録したことがあります。これはゴッキーのファンには喜ばれましたが、こういうのは極端な例外です。

1巻と2巻を比べると、やっぱり無駄がない分だけ2巻が面白いです。富裕層と縁の下の力持ちを対比して面白い、という手助けがないと成り立たないような腰の弱い作品ではないと思います。だから2巻から欄外柱を削除したのは正しい判断だったでしょう。なにより、こういった騒動や批判が通販サイトでは読めるので、先入観を持った方が「とろ鉄」を避ける・・・というのはすごく残念です。みんなに読んで欲しい作品ですもん。

1巻は現在重版がかかって5刷ですが、ことし1月発売の3刷までは欄外柱が掲載されてました。今の版に柱があるかどうかは未確認ですが、この先の重版分からは柱を削除してくれたらなあと思います。そしたら少なくとも僕は1巻をもう一度買いなおしますから。
  1. 2009/06/10(水) 23:29:16|
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