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石田達の漫画ism 第6回「女の首」




ここがユートピアなのよ!
こんにちは、中野店少年コミック担当の石田です。

お客様に毎日お持ち頂いている買取のお品物なのですが、自分が一番買取で盛り上がるのが、モノを乗っけてもらう板、一列分を埋め尽くす様な大量の買取を行うとき。
ドサーッと大量に置いて頂いた中にきらめく何かを見つける宝探しのような感覚は、お客様が店頭でモノを探す時に似た感覚かもしれません。古本の中では狭い一ジャンル「マンガ」だけにおいてすら、全く見たことのないものに出会うことも度々あるのですが、先日そんな大量の買取の中から発見、裏表紙見て、「オオッ!」とヤマジュンキャラのような声を上げてしまったタイトル。


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わたなべまさこ / ねんね…しな


名作『ガラスの城』を打ち出し、ヤンジャンにおいては「悪女シリーズ」で名を馳せ、そして近年まで『金瓶梅』のコミカライズをやっていた、1950年代から現在も活躍中(!?)の巨匠。

少女マンガ・レディースコミック的作品を産み出し続ける裏で、ホラー作品も大量に描かれている様は、まるで手塚治虫に対する好美のぼるのような、少女マンガ界の裏番的印象を個人的に受けます。

画像は「ねんね…しな」の裏表紙なのですが、表紙は表題作をあしらった「如何にもホラーです!」という印象を受ける装丁なのに、裏はコレ。「女の首」という、いわゆるろくろ首を現代風にアレンジしたドロッとした作品なのですが、おっぱいですよ。透けてる。で、顔は少女マンガ。なのに当然の如く、首がニョロ。なんだコレは感でいっぱいですよ。バカマンガかな?って思うでしょ?で、読むでしょ?うわ、ドロドロ。で、もう一回裏表紙見るでしょ?この裏表紙やっぱサイコーやんけ、って再評価しちゃうでしょ?買ったことを喜ぶ。俺良いセンスやんけ、ってなる。おわかりいただけだろうか。

何? お前は何を言ってるんだ? ちゃんと内容や魅力を具体的に説明して購買意欲をそそらせろ? 失敬だな、君は! もうこんな所居られるか! 帰らせて頂く! (広島の方言で「わたなべまさこホラー作品は安定して面白いので、大体どれを買っても中々行ける筈ですよ、ホラー漫画好きで、彼女の作品を未読の方は是非一冊お試しあれ」の意)

担当:石田
  1. 2016/06/14(火) 10:16:55|
  2. 中野店石田

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