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意外と知らない別名義~志摩 冬青編~




突然ですが、この漫画家さん達をご存知でしょうか

・東真一郎
・月火水木金土
・久保宜章
・成合 雄彦

実はこの方々、順に

・水木しげる
・尾田 栄一郎
・久保帯人
・井上 雄彦

と、別の名義を持った作家さんです。
ちなみに水木先生は、もっと色々な名義をお持ちです。おそらく漫画家界トップレベルの数ですので、是非その文字の羅列に驚いていただきたいです。


そして、今回ご紹介するのが志摩 冬青さん。
蟲師で知られる漆原 友紀先生のファンロードでの活動名です。

そんな別名義作品も併せて読める短編集がこちらの
アフタヌーンKC 「フィラメント/漆原友紀作品集」


20160929画像1


実は担当はこの作品を雑誌で読んでいましたが、漆原先生だと知りませんでした。
数日前にSNSで偶然知り、急いで単行本へ確認に走りました。
雑誌・ファンロードといえば30代のオタクとしては学生時代の黒歴史を芋づる式に思い出す雑誌だったりしますが、
ネットの普及が少ない田舎のオタク中学生時代は「ファンロードとアニメディアとドラゴンマガジンがあれば幸せ」と思っていました。
ファンロードそのものを知らない方のためにご説明しますと、
毎月お題のジャンルが提示され、そのジャンルのファンアートを募り1冊にまとめたもので、あらゆるジャンルのファンアートをまとめた情報交流の雑誌でした。
文通の募集を載せたり、短編漫画が収録されたり、新アニメの情報が掲示されたりと、
「この作品面白いよ!」と叫ぶ場所が少なかったあの頃のオタクの叫びが詰まった雑誌です。
お題もジャンプタイトルからガンダム作品、芸能・歌手特集まで今考えると色々と権利問題が怖いものでした。
巻末の投稿コーナーの「新婚さんコーナー」にイニシャルビスケットのK、かものはし…語ると止まりません。

そしてこの読切、その中の短編漫画として収録されていたのですが前文の通りオタク情報で謎の熱気に包まれた雑誌の中で突然に凍えた覚えがあり、それで忘れられずにいました。
凍えたといっても悪い意味ではなく、一瞬にして今までの記憶が吹き飛ぶような衝撃があると頭が冴えてきませんか?
ハッピーエンドがお決まりと思っていたオタク学生が「バットエンドにも思えるけれど美しい終わり」という複雑なものに遭遇してしまったわけです。
内容についてはあえて触れません。短編のためネタバレしてしまうのも勿論ですが、ビジュアルの説得力で物語の世界に引きずりこまれる作品なので、
これから初めて読む方には是非ノーヒントのまま、自分の好きなギャグアニメ作品を見てホクホクした気持ちになったところでこれを開いて、最高のクールダウンを味わってほしいです。

名義が違う場合や出版社が異なる読切がしっかりと収録されているあたりに講談社のこだわりが詰まった1冊。
今からでも遅くありません。是非、衝撃を受けてください。

以上、ご紹介は宇都宮店の滝田でした。


通販ページはこちらになります。
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1024896482&ref=list
  1. 2016/09/29(木) 10:53:53|
  2. 宇都宮店滝田

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