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壮大なボンクラ草食系ラスボス誕生物語として読みたい「虐殺器官」




こんにちは、斧です。今回は(今回も?)ものすごくネタバレします。



 虐殺器官を観に行きました。やっと。1年以上待ちました。これが学生時代なら大学をサボってでも公開日の朝イチに行って劇場特典も揃えるつもりで劇場に入り浸ったんでしょうがいろんな意味でそんな余裕はもうないです。

 今の最高レベルのクオリティとリアルよりの絵柄のアニメーションでガンアクションと銃で四肢や頭部が吹っ飛ぶゴア描写をきちんと観れる幸せ。この言い方はなんだか誤解を招きそうですね。少年兵の身体が吹っ飛んで損壊する描写はほぼシルエットだったとはいえよくぞここまでと思いました。ちゃんと「月光」が流れたシーンは震えましたね。プライベートライアンはさすがに無理だったみたいで残念。

 最後の描写に賛否あるみたいですが、個人的にはあれはちゃんと見せないからいいんだろ!!と思いました。紛争地帯になったアメリカでピザを食べる主人公はまあ観たかったですけど、原作にはない指パッチンの描写や法則に則って作ってるっぽい原稿や付箋の並べ方からしてどうみても文法発動してるし。なんとなくそれと判ればいいのです。



 そういうわけで今回のレビューはこちら。


170318.jpg


虐殺器官(伊藤計劃著 早川書房)


 伊藤計劃という作家は、「ゼロ年代最高のSF作家」とかなんとか言われて、ものすごおおおおおおく評価されていて、処女作の虐殺器官は新人賞こそとらなかったもののハードSF小説としては異常なくらい売れて、日本のSF界では「伊藤計劃以前・以後」なんて言葉が出来てしまったように、同年代の作家や作品に与えた影響も強くて、長編2作目の「ハーモニー」ではフィリップ・K・ディック特別賞をとってしまったりしたんですよね。でも彼自身は、ラスボスにときメモの主題歌の歌詞を喋らせたり、今回レビューする虐殺器官冒頭で武装勢力が使ってるトラックがどう考えても頭文字Dだったり、あとは涼宮ハルヒとかスパイ大作戦とかのパロディを大切にし、短編「セカイ、蛮族、ぼく。」では、



「遅刻遅刻遅刻ぅ〜」

と甲高い声で叫ぶその口で同時に食パンを加えた器用な女の子が、勢い良く曲がり角から飛び出してきてぼくに激しくぶつかって転倒したので犯した。

短編集「The Indifference Engine」収録「セカイ、蛮族、ぼく。」より



という文章が冒頭から飛び出してきたりする作家さんなのでもっと気楽に読んで良いものだと思います。

 まあ要するに、散々考察も解説もレビューもされ尽くしている作家さんな訳で、今更自分がレビューという名の駄文を書きなぐる必要もない気はするんでね、ぶっちゃけSFマガジンに載ってた解説とか、公式ムックの「蘇る伊藤計劃」とか、あとは彼のブログとかを正直よんでほしいなあって感じなので!今回はこう、簡単に!さらっと!いつもみたいに超長文にはならない感じで!いきたいなあと考えてるんですがどうなるんでしょうね!!それは今の僕にはわからない。

 

 そういうわけであらすじをさらっと書いておくと、9・11テロやサラエボでテロリストの手作り核爆弾が炸裂した結果、買い物にも・交通にも・その他あらゆることに生体データによる認証が必要になった超・監視情報化社会になりつつある世界を舞台に、アメリカ軍所属の軍人兼スパイの主人公・クラヴィスが、世界中で魔法のように紛争と虐殺を惹きおこす男・ジョン・ポールを追って世界中を飛び回るというスパイ小説でありエンタメでありSF小説です。

 

 特殊部隊員のクラヴィス・シェパードは、紛争地域で虐殺行為を引き起こした人物を暗殺する任務をして回っています。というのも、監視によって先進国でのテロはなくなったけれど、そのかわり後進国での紛争や虐殺が異常に増えていたから。その日も武装勢力の指導者を暗殺しにいったけれど、何かがいつもと違う。



「頼む、教えてくれ。私はなぜ殺してきた」



 虐殺を指揮した張本人が、自分がなぜそんなことをしたのか全く理解していない異常事態に遭遇したのです。任務を続けるうちに、毎回標的として上がりはするものの逃し続けているジョン・ポールというアメリカ人が、世界中で虐殺を引き起こしているらしいことが明らかになります。

 彼が赴いた国や地域では、なぜか虐殺が起きて混沌に叩き込まれる。

 彼が訪れると、そこでは魔法のように死体の山が出来上がる。

 ジョンを追う中でクラヴィスはジョンの元愛人であるルツィアと出会い、とある理由から次第に惹かれていきます。そして任務を通してクラヴィスは監視社会における欺瞞と真相、ジョンの目的を知り、やがて悲劇的な結末を迎えることとなります。

 

 かなりハードで作中独自の専門用語も飛び交いますが不思議と読み辛さは全くと言っていいほどなく、人工筋肉が使われた工業機械や兵器・拡張現実などのガジェットも読んでいて楽しいです。もともとは作家になる以前から親しかったゲームクリエイターの小島秀男氏の作品「スナッチャー」を伊藤計劃氏が二次創作した短編がもとになっている今作ですが、映画に精通していた彼らしく、「007」シリーズなどスパイ映画の基本をおさえたようなストーリーテリングが見事です(と、どこかの解説で読みました)。



 主人公のクラヴィス・シェパード大尉とメインキャラのウィリアムズ以下アメリカ情報軍特殊検索群i分遣隊の隊員は世界各国で暗殺任務をこなしています。作中では兵士のPTSDや、戦闘時の負傷で任務続行は難しくなることを防ぐため、「戦闘感情適応調整」や「痛覚マスキング」といった技術が使用されているのですが、これによって特殊部隊員の彼らは後進国内での激しい戦闘で死体の山に囲まれても、少年兵を銃で吹っ飛ばしても、銃で撃たれても、トラウマや痛みを感じることなく任務に従事することが可能になっています。

  

 しかしながら、まさにその技術によって主人公クラヴィスは、紛争地帯で生きるか死ぬかというある意味圧倒的なリアルの中にいるにも関わらず、実際には戦闘で人を殺し、生き残れたという実感が持てない、リアリティを感じることができないという矛盾の中で苦しみ、苦悩します。この殺意は、自分自身の殺意だろうか、と。僕は僕の意思でそうしているのだろうか。

 そんな彼だからこそ、自分の母親が交通事故に合い、植物状態のまま回復の見込みはなく、延命処置を続けるか否かを他ならぬ自分の意思で決めなければならなくなってしまったとき、激しく動揺してしまいます。そして処置を中止する同意書にサインしたときから、彼は初めて、人を殺したという罪の意識にとらわれ、そのことに関してトラウマを抱えることになります。

 作中でクラヴィスは、しばしば「死者の国」の夢を見ます。そこでは任務で赴いた紛争地域に転がっていたはらわたをこぼした子供や、頭の割れた少年や、虐殺の被害者たちの死体が、そして母親が、みな微笑んでどこかへと行進していく。夢の中でクラヴィスは、自分もその列に加わり、その悪夢的光景に安らぎを憶えます。彼は上記のような罪の意識を持っていて、赦しを欲しているんですが、その赦しを与えてくれる対象が既に死んでおりその機会が永遠に失われているという悲劇を抱えています。だからこそ死者に自分が肯定されるというその光景に安堵してしまう。彼は作中で常に母親の命を終わらせたということに悩み、そのことで母親本人からはもう赦しを得られないという悲しみが行動原理となります。戦場にリアリティを感じられないまま、個人的なことで思い悩む文学部出身の草食系軍人、それが彼です。



 そんなクラヴィスはジョン・ポールの足取りを追って潜入したプラハにおいて、チェコ語の教師をしている女性ルツィア・シュクロウプと出会います。彼女は元MITの学生で、そこの講師だった当時のジョンと不倫関係にありました。潜入任務の過程で彼女と親しくなっていくクラヴィスは、ある日彼女から罪を告白されます。曰く、「サラエボに核爆弾が落ちたあの日、ジョンと寝ていたの」。彼とセックスをしているまさにその時、ジョン・ポールの妻子は観光で訪れていたその地で塵も残さず吹き飛んだのだ、と。クラヴィスの部下であるアレックスの言葉がここで重さを増してきます。



 「地獄はここにあります。頭になか、脳みそのなかに。大脳皮質の襞(ひだ)のパターンに。目の前の風景は地獄なんかじゃない。逃れられますからね。(中略)だけど、地獄からは逃れられない。だって、それはこの頭のなかにあるんですから」文庫新装版52ページより



 ルツィアはそのことに関して罪の意識を感じています。しかし、その罪を告白し、赦しを乞う相手はもうこの世にいません。そしてその点でクラヴィスは彼女になかば一方的に共感し出します。この人は僕と同じ罪を抱えているのだ、この人に自分の罪を告白すれば、自分はそれで救われるのだと執着しだします。ここらへんのくだりのボンクラ感というか、勝手にそれと思い込んで女性の尻を追っかけ出す童貞くささというか、そういうのがなんだかものすごく好きなんですが、マザコンの童貞とか散々ないわれ方をしているのも知ってるのでとても複雑。

 そんなルツィアにつれられ、クラヴィスはとあるバーのマスター・ルーシャスと出会います。彼はクラヴィスに「対価としての自由」の考えを語ります。人はみな、何かをする自由を手放し、別の自由を得ているのだと。今のアメリカはじめ先進国は、プライバシーの自由を放棄してテロへの抑圧からの自由を得ているのだと。だが実際は、そのトレードはまったく釣り合っておらず、監視を強化すればするほどテロは増加する傾向にあり、それは公開されている統計データでみることができる事実だと。



 「あんただったら知ってるだろう。世界中で顧みられていない悲惨な内戦がいくつあるか。人が興味を持つのはそのほんの一部だ。人間は、見たいものだけしか見えないようにできているんだ」文庫新装版292ページより



 工業機械に使われている人工筋肉は、実は人工ではなく、生きたイルカやクジラを解体して取り出した筋肉繊維でできている。調べれば誰でも知ることが出来るのに、誰も知らない。ドミノピザの普遍性の中の暮らしも、映画ストリーミングサービスの無料プレビュー15分のリピートも、そういう嘘っぱちで成り立っている。

 そういうことをクラヴィスに語ったルーシャスは、じつはジョン・ポールその人と繋がっていて、ついにクラヴィスはジョンと邂逅を果たすことになります。



 ジョン・ポールはなぜ、後進国で虐殺を引き起こすことが出来るのか。ジョン・ポールはどうやって、虐殺を引き起こしているのか。その方法は物語中盤のこの時点で結構あっさりと明かされます。人間の脳には生得的な文生成機能がある。人間の脳は、その機能により言葉によって無意識に行動が決定づけられてしまう。言語学者だった自分は、戦争などで残虐行為がおこった地域のテキストデータを文法解析にかけて、特定のパターンがあることを見つけた。ではそのパターンで作られた文章を、残虐行為の起こっていない地域に流したら。

 人間の行動は、意識は、魂は、言葉によって規定されてしまい、そのことは遺伝子にコードされていてどうすることもできないのだとジョンは語ります。じゃあその言葉に左右されてしまう人間の意識ってなんなん、というのが次作「ハーモニー」のテーマのひとつであるんですがまあその辺はまた今度。



 この時点ではジョンが虐殺をまき散らす動機はまだ明らかにはなりません。それが明かされるのは、クライマックスのアフリカにて。その前にクラヴィスたちは、ジョンを拘束するために訪れたインドで、まさに地獄をみることになります。



「どうですか、いまなら子供を殺せそうですか」文庫新装版269ページより



 インドでの任務直前、クラヴィスに感情調整を施したカウンセラーの言葉です。痛覚をマスキングし、感情面も戦闘に適応するよう調整された兵士たちは、インドで麻薬づけにされた少年兵を殺してゆく。適切な処置をすれば単なる仕事としてそれが可能になり、結局のところ自分たちは、麻薬で麻痺した目の前の子供とそんなに変わらないと部下には指摘される。それでもクラヴィスは選択し、背負おうとします。殺したのはまぎれもなく自分の意思で、これは僕の罪だというふうに。しかしながらやはり、彼自身はそのとき感じるべき身体の痛みも心の痛みも感じることはありません。そして地獄。初めて自分たちと同じような特殊部隊との戦闘を経験することになるのです。

 痛みを感じない兵士同士の戦闘は、頭を吹っ飛ばすか身体をミンチにするまで続くハイテクゾンビ同士の殺し合いでした。



<わかりません、他の客車がどうなっているのかは。(中略)俺にしても、外に出ようとしたときに左腕を肩から吹っ飛ばされちまいました>

それまでとなんら変わらぬ声色のまま、リーランドがものすごく派手な事実をさらりと言ったので、ぼくは思わず笑いそうになった。(中略)いやいや、まいっちまいましたよ、気がついたら頭がなくなっていたんでさ。

文庫新装版319ページより





腕がもげても下半身がなくなっても、完全に死ぬまでは銃を撃ち続けるグロテスクな光景。悪趣味な笑い。現実になったモンティ・パイソン。仲間が大勢死んで、まさにそれは地獄だったけれど、クラヴィスはやはり何も感じることができない。

 

ぼくはからっぽだった。誰を憎めばいいのかさっぱりだった。(中略)ぼくが必要としているのは罰だ。ぼくは罰してくれる人を必要としている。いままで犯してきたすべての罪に対して、ぼくは罰せられることを望んでいる。

文庫新装版330〜331ページより



またもやジョンを取り逃がし、部隊は敗北。そして彼はただただ罰と赦しを欲します。ジョンと共に消えたルツィアを、それこそ強迫観念的に。痛みもそれに伴う成長もなにも得られずからっぽのまま思考は堂々巡り。その状態で主人公クラヴィスの物語はクライマックスへ。



 徹底した監視によって先進国のテロはなくなった様に見えたけど、それは全部嘘だったと物語中盤で明かされましたが、実際問題、作中では先進国でのテロは起きていませんでした。それは何故だったのか、ジョン・ポールは本当は何を目的に何をしていたのか。アフリカ大陸・人工筋肉用にクジラやイルカが養殖されているヴィクトリア湖沿岸で、クラヴィスはジョンとルツィアに再会し、ついに真相を知ります。



「愛する人々を守るためだ」文庫新装版368ページより



サラエボで妻子が死んだ時思ったんだよ、彼らには彼らに殺し合ってもらう、こんな悲しみは十分だ、アマゾンで買い物をしてみたいものだけ見て暮らす、そんな世界を守るとジョンは言います。テロを起こすほどの憎しみが先進国に向く前に、内輪で混乱を起こすと。価値観の逆転がここで起こり、世界中で虐殺を起こした張本人が実は、アメリカはじめ先進国にとってはある意味で正義だったことが明かされます。先進国の平和は、後進国での混乱のうえに成り立っている。自由は、死体の山とのトレードの上に成り立っている。

 その自由の対価として責任を負う必要があるとルツィアは言います。クラヴィスはジョンを逮捕し、すべてを公にすべきだと。それが彼女なりの罪に対する責任の負い方で、彼女の選択で、決断でした。クラヴィスも賛同します。僕たちは罪を背負うべきだと、彼はここに来てようやくすべてを受け止め、からっぽのままただ悩むだけでなく前に進もうとします。



「いままでは世界なんか守っちゃいなかった。ただ命令されたから、やっていただけだ」

「これからは、違うのかい」

「わからない」ぼくは正直に答える。「でも、いろいろなものがはっきり見えるようになる。そう思うんだ」

文庫新装版383ページより



しかし、ジョンが語った真実は、テロ対策として情報インフラを整備してきた先進国つまりアメリカにとって不都合そのもので、結局すべてもみ消されます(あくまで一旦は、ですが)。そうまでして守らなければならない自由とはいったい何なのか。地獄の上に浮かんでいるはずの、このピザを認証で受け取りビッグマックを食べきれなくて捨てる世界の正義とはなんなのか。ここでクラヴィス・シェパードという青年は、またもやからっぽになってしまいます。そのからっぽの状態のまま、とある決断をするわけです。ジョン・ポールから託されたメモを手にして。



ぼくは罪を背負うことにした。ぼくは自分を罰することにした。(中略)とてもつらい決断だ。だが、ぼくはその決断を背負おうと思う。

文庫新装版396ページより



 ジョン・ポールがアメリカを守るためにそれ以外の国の命を背負うと決めたように、ルツィアが平和は地獄の上に浮かんでいることを公にすべきだと決断したように、クラヴィスもようやく彼自身の決断をします。誰かに罪や罰を背負わされ、誰かに罰してもらうのではなく、彼自身で罪を背負い、彼自身で自分を罰することにするのです。あくまでからっぽのまま。見たいものしか見ないようにしてきたみんなに、ここ以外の場所はどれだけ地獄だったのかをこれ以上ない方法でわからせるということ。



 外、どこか遠くで、ミニミがフルオートで発砲される音がする。うるさいな、と思いながらぼくはソファでピザを食べる。

 けれど、ここ以外の場所は静かだろうな、と思うと、すこし気持ちがやわらいだ。

文庫新装版396ページより



 それはどこまでいっても彼のエゴで、ジョンとルツィア両名の思いを踏みにじることにもなるのですが、僕としてはどんな形であれあんだけふらふらしてた彼が彼自身の決断をすることが出来たことを讃えたい。まあこの後えらいことになって「ハーモニー」の世界に繋がるんだけど。結局世界中巻き添えで地獄をみるけど!でもちょっと待ってください。自分のエゴを押し通した結果(ある意味で)世界を滅ぼすラスボス。とっても素敵ではないですか。そう、この「虐殺器官」は壮大なラスボス誕生秘話なんだよ!「エピソードⅢ」なんだよ!(絶対ちがう)



 まあ、僕の好みとクラヴィスという人物が最終的に決断できたからといってそれで成長できているかどうかはまた別の話で、だからいろんなとこで彼に関してあーだこーだ言われるのもわかりますよ、わかりますけど、結局彼の行動原理ってどこまでいっても大切な人を失った悲しみなわけで、だから彼には共感せざるを得ないんです!だって大事なひとがいなくなった悲しみって普遍じゃないですか。ラストシーンも起きてることとは裏腹にすごくポジティブな感じがして、ああ前向きになったねクラヴィス!ってなるじゃないですか。ならないですか、そうですか。



 そういえば今作で使われた「感情調整」や「感覚のマスキング」などのガジェットは世界観を共有している短編「The Indifference Engine」でも使われていて、ここでも先進国側の正義の押しつけで起こるグロテスクな悲劇と妙に前向きさを感じる読後感とかがたまらないという話をしたい。もうこのままレビューいっちゃいましょうか。もういいですか、そうですか。なんですかね、こんなに長くするつもりはなかったんですけどね、手がね、勝手にね。



次回は「ハーモニー」の感想を書きますよ。



(担当 斧)



「虐殺器官」ふくめた伊藤計劃の作品はこちら。

https://order.mandarake.co.jp/order/listPage/serchKeyWord?categoryCode=11&keyword=%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%A8%88%E5%8A%83
  1. 2017/03/18(土) 11:00:00|
  2. 中野店斧

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