岩井の本棚、SAHRAの本棚

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子宮はエロティックだよF先生 脳こそエロティックだよA先生

旧岩井の本棚のここのラストを見ていただけると分かるように、まんだらけの中で隠れた売れ線なのがこの「真・現代猟奇伝」。

何故この本がひっそりとしかし確実に売れているのかというと題材が「女子高生コンクリート殺人事件」を扱っているからでは、と推測されます。でないと他の氏賀作品よりもこれだけ抜きん出て売れていることの説明がつきません。
同年代の人と話すと「女子高生」というとオッ何?と話に食いついてくるものの、その下に「コンクリート」とつけた途端に眉間にシワ寄せて「ああもう聞きたくない!」と手をブンブンふって拒絶するという最悪の単語組み合わせになるほどのトラウマを生んでしまった事件です。それだけに目を覆うばかりの事件を怖いもの見たさで追体験する方も多いのかもしれません。

よく殺人予告や無差別凶行が起こるたび、「最近の若者はありえない凶悪事件を起す」とか「自分達の時代は考えられなかった」などといいますが、ぼくら30代の人間にとっては多感な時期に女子高生コンクリートやら名古屋アベック殺人、サカキバラに池田小事件に愛犬家殺人に砒素カレーと、さらにはオウムを経ているわけで、ここ数年の凶悪事件に比べれば80年代終わりから00年代に至るまでの世紀末のわずか10数年のほうがロクでもなかったんだなあと思ってしまいます。

でこの「真・現代猟奇伝」は「真」とあるように、87年からあしかけ十数年にわたって桜桃書房から刊行され続けた事件モノ成年アンソロジー集「現代猟奇伝」を元ネタにしています。

singen1.jpg singen5.jpg

これがまた、ホントにダウナーな代物で、コンクリやアベックはもとよりパリ人肉事件に勝田清孝、大久保清に三菱銀行立て篭もり事件、と昭和から平成の陰惨な事件ばかり選んで収録してて(さすがに宮崎勉事件はありませんでしたが)読んでてホントへこんできます。だけれどここでしか読めないものであるのも事実。全8巻ですが、7と8はぼくも未読です。ちなみに実際に起きた事件をモチーフに漫画化、って最近でもコンビニ本で割と発行されてますが、あれも保護しとかないとすぐに消散しちゃいますよ。
この「現代猟奇伝」2が三菱立て篭もり事件、で3がコンクリとアベック、と、基本読まなくてイイ本ですが、攻め気で読むならこの2冊がオススメです。特に1・2・3は「誰?コレ」という聞いたこともない作家陣がドヘターな絵でありつつ「でもオレは事件描きてえんだよ!」とリビドーだけで筆が突っ走ってる雰囲気がアリアリ。是非セットで揃えたいところです。

で今回はその話じゃなくて「真現代猟奇伝」でこんなシーンを見つけました。

singen2.jpg

singen3.jpg

実際の事件を元ネタにしてないオリジナルの短編「ANGEL」。とある病院に運び込まれた重症の少女が、戸籍上は偽って死んだことに。その代わり少女は肉体を改造されて、医局員達の玩具にとして生きるハメになる・・・そんなY太テイストあふれる物語ですが、冒頭にこの少女に改造を施すマッドサイエンティスト的な医者二人がお互いを「F先生」「A先生」で呼び合っているのです。

「子宮はエロティックだよF先生」
「脳こそエロティックだよA先生」。
そして・・・。

なるほど濃いマンガ好きの方がこの本を買っていく理由がなんとなく分かった気もしないでも。

世間では明日やっと待ちに待ってたものが発売だ、という前夜にこんなロクでもない黒ィジョークを紹介してしまい申し訳ありませんでした!
  1. 2009/07/23(木) 22:52:59|
  2. こねた

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