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ナナメ45度からのまなざしにウットリ

いよいよコミケということで池袋もコンプレックスもそして中野も普段以上の人手であたふたとしております。で、ぼくの担当の本店はというとコミケといえばこの守護神、ヤマジュンが参考展示されてますよ! 

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山川純一はツブれたけいせい出版から「ワクワクBOY」「兄貴にドキドキ」「君にニャンニャン」の三作品が発行されており「兄貴」と「君に」が86年発売。実感としては「君に」がやや見かけません。
まだぼくが学生時代ネガティブコンソールに支配され、なかば強迫観念的に古本屋をグルグル回ってたときには、「兄貴にドキドキ」を最低でも3回は買える機会があったのですが「兄貴に」は背表紙の色が飛んでいるものばかりだったので「まぁそのうち」と思ってる間にまったく見かけなくなりました。今となっては何故買わなかったのかと悔やむことしきりです。

このヤマジュンの「ワクワクBOY」はサブタイが(男たちの夏)。「兄貴にドキドキ」は(ぼくらのスゴいやつ)。「君にニャンニャン」は(ちび薔薇行進曲)。素晴らしいセンスですね!とくに(ぼくらのスゴいやつ)。こんなサブタイ忘れようったって忘れるはずがありませんとも。そらで言えますよ僕。古本マンガを仕事にするということはこういうどうでもいいことまで覚えさせられる、ということでもあります。

ちなみにですね、「君に」と「兄貴に」はジャケットに絵が一切入ってません。買いづらいだろうということであえて絵を入れてないんですね。しかしマンガ単行本で表紙に絵がないというのはどう考えたって異常です。
レーベル名の「KEISEI ROSE COMICS」また(ちび薔薇行進曲)にある薔薇という単語にピンと来た人しか回答に行き着けなかったという、アングラビニ本みたいな読者側の推理や符丁や解釈が必要だったわけです。で作る側も「これくらいのヒントでこの本が俺らのものだってわかんだろ!」と信じて作ってるという。
本格的な男のための男×男コミックスが皆無に近かった当時、そんなハードルを乗り越えて購入した人が容易に手放すとも思えず、それがこの生存数の少なさにつながってるのかも知れません。

とにかくヤマジュンのオリジナルの実物を見る機会など滅多にないはずですから、是非本店2のショーケースをご覧下さい。

それにしてもコミケというと毎回ヤマジュンをショーケースに並べてますので、コミケ時のみ上京される方にとっては「まんだらけの本店2? ああヤマジュンがいっつも飾ってあるお店ね」などと誤解されてるかもですね。
  1. 2009/08/13(木) 23:05:53|
  2. こねた

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