岩井の本棚、SAHRAの本棚

スタッフがマンガ界のニュースとおすすめマンガを紹介します!

"メジャー作家"の基礎となる面白すぎる作品群!





渋谷店コミック担当田名部です。リアルタイムではないのですが、『GS美神 極楽大作戦!!』が大好きでした。
中学生のころには確か既に完結していたと記憶しているのですが、あのテンポのよいギャグ!
自分のギャグ漫画のひとつの基準になりました。そしてやはり横島の成長が本当に熱くてワクワクしながら読んでました。
とはいえ今回は美神ではなく椎名高志先生の別な作品をご紹介。

『(有)椎名百貨店』

160517画像1

『(有)椎名百貨店』


元々は少年サンデーコミックスで全3巻で出ていたのですが、今回は手に入りやすい全2巻の文庫版を。
これは美神連載開始前や初期の作品をまとめたものです。
その中でも私のお気に入りは

4コマ!

『Dr.椎名の教育的指導!!』です。なんとデビュー作。
センスもすごけりゃパロも満載、おもしろい!


160517画像2


タイトルのセンスも好き。


160517画像3


文庫版1巻には高橋留美子先生もエッセイを寄稿しています。

夢枕獏先生の言葉を借りれば

「説明できる面白さより、説明できない面白さのほうが面白い」

ですかね(暴論)

――話ズレますが夢枕獏先生の『あとがき大全』という、先生の作品のあとがき「だけ」とまとめた作品が大変面白いです――
4コマもピンキリですけど、基本の起承転結がハッキリ描かれているのは自分のイメージでは結構珍しくて、
椎名先生のそれは起承転結がわかりやすいです。4コマが面白く描けるからこその長編漫画でのテンポがいいし、
シリアス展開でもギャグが入って緊張しっぱなしじゃ無くていいと思うのです。まさに美神の礎!
手塚治虫先生も「4コマ漫画さえ描ければどんな漫画でも描ける」と仰ってます!もちろん4コマが上手ならってことですけど。


160517画像4


これはニセモノの先生。


渋谷店 田名部
  1. 2016/05/17(火) 10:58:13|
  2. 渋谷店田名部

引越しもラクじゃない!





最初に引越しを検討してから毎日毎日物件紹介サイトをみていました。
どうしてか飽きないんですよね。自分のものじゃないのにそこでの生活とかインテリア、家具の配置まで妄想してみたりして・・・
駅周辺の町並みを紹介してるところもあったり、みているだけでトリップしちゃいます。
でもどれだけネットで調べても憧れを持っても、なかなか決められないもので。1年以上なんとなーく「次はこういうとこがいいなあ」とネット検索を続ける日々。
通勤に便利とか、好きな町だとか、住むところを選ぶってそれだけじゃないことも多いですよね。


160407-1.jpg


『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』


住みたい街ランキングナンバーワン吉祥寺。そこに住みたくて物件を探しにくる人たちが集まるのがここ

160407-2.jpg

重田不動産
引越しって大なり小なり理由があってするわけですけど、条件でも最寄り駅でも街でも、
こだわり・・・というより執着を捨てると結構別な出会いがあるんですよね。
重田不動産の二人はそれを与えるのがとっても上手なんです。
吉祥寺に住みたいという女の子を雑司が谷(副都心線で池袋の隣)に強制連行する二人。
だいたい全てのお話で強制連行です。


160407-3.jpg160407-4.jpg


どういう理由で引っ越したいのかお客のほうから話したくなる雰囲気があり、こだわりたいポイントを
そっと汲み取って案内する。それが押し付けじゃないのも心地いいです。まあ強制連行してきてるんですけど。


160407-5.jpg


最後には気持ちよくお客自身が決意するところをみてると、ほっこりさわやかな気分になりますね。
各お話の最後はその街の風景が見開きでドン!


160407-6.jpg160407-7.jpg


なにか心がゴトリと動くような描写です。
実際の物件探しの参考にはならないかもしれませんが、探し方のヒントとか、引越しの心構えにはなるかな?
むしろ焦って決めなくていいかなって気持ちになるかもしれません。今いる街を見直してみたりね。
中野のお話もありますよ。われらが中野ブロードウェイ!


160407-8.jpg


物件系でいうと、分譲マンションメインですが、


160407-9.jpg


小学館 池辺葵 『プリンセスメゾン』(通販ページリンク


これも良いです。運命の物件を求めてひとりでモデルルームめぐりを繰り返す女性のお話。
女性たちの、「切実で夢見がち」な物件さがしの様子をどうぞ。

引越し検討中の方々、必死に探すのもいいですが、たまには立ち止まってゆっくり彼女たちの物件探しをのぞいてみませんか?


(渋谷店 田名部)

  1. 2016/04/07(木) 11:02:46|
  2. 渋谷店田名部

届かなくてもかまわない、恋や憧れとも違う感情





渋谷店の田名部です。
プロ野球はキャンプが始まって半月ほど経ちました。
ヨーロッパサッカーはそろそろ佳境、Jリーグもまもなく開幕です。
テニスはほぼ年中やっているのがうれしい!選手は大変!
TOYや書籍を扱うまんだらけですが、登山部しかり自分でからだを動かすのが好きな人間や観戦が好きな人間も思いのほか多いのです。私だけではなく。
好きになるきっかけはそれぞれありますが、プロ野球なら昔はテレビ中継を最後までやっていたり、子どものころにJリーグが創設されたり…とまぁ触れていたからこそ好きになるという鉄板コースなのが私です。贔屓球団も親の影響。

メジャースポーツとマイナースポーツを対比しようとしたわけではなくてですね、
まあこれからとりあげるスポーツをマイナーとは言いづらいですが…それが
ボルダリング!


160228-画像1

を、する小寺さん。こてらさん。こでらではない。

『のぼる小寺さん』(作・珈琲)はボルダリング女子高生に焦点を当てたクライミング漫画…
と思ったら!


160228-画像2


あれ?ボルダリングをしている小寺さんを見ているだけ?
となりの関くんのように、確かに主人公というのが存在するのになぜか地味というか、
話の主役じゃないというか…そういうタイプなのかな?
そういう印象は持ったのですが、それというのも小寺さんの姿を見た人たちが
次々に自分を見つめなおして成長していくからなのかもしれません。
小寺さんと触れ合った人たちが、なんとなくやってた部活に真剣に取り組み始めたり、
ギャルしてたけど本気で小寺さんを応援して自分も夢を思い出したり。
スポ根スポ根してるわけじゃないんですが、真剣に取り組む小寺さんがかっこいいんですよねえ。最初は下心をもってのぞき(!)をしていた男子ですら本気になるんだから。
たしかにおしりとか、脇とか、ちょいちょいフェチっぽい描写があるので、おとこのことしてはドキドキしちゃいますね。


160228-画像3


ほぼ関係ないですけど、
主人公に見えていないところでまわりの人たちががんばっちゃうとか、
いろんなことが起きてるっていうのは…ほんと唐突ですけど

『女子BL』

160228-画像4


これ思い出しちゃいましたね。好きな作家さんが参加されてたので読んでみたのですけれど。BLの作品における女子。傍観者・理解者・恋のライバル…立ち位置はさまざま。

小寺さんのまわりの人たちは女子BLの女子!といったら違うよって言われそうですけど…
ボルダリングの普及に一役買いそうな漫画ではないですけれど、ボルダリングを応援したくなる!
真剣なスポーツものと構える必要はありません。やってる本人は真剣ですが、そんな姿をゆるーくノゾいてみましょう!


(渋谷店・田名部)
  1. 2016/02/28(日) 11:00:12|
  2. 渋谷店田名部

百合・努力・勝利!でアイドルの頂上(てっぺん)目指すよ!





渋谷店のコミックスタッフ田名部です。
「百合が好きです」と入社面接で言ってみたり、社内では百合とかの方面のイメージを持たれているわたくしですが、人生で初めて読んだスポーツ漫画は小山ゆう先生の『がんばれ元気』です。そんながんばれ元気の話題を先週何度か耳にしました。

その最たるものはやはり先週号のモーニング『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』にて、清野とおる先生がツッコミとして使ったことでしょうか。

元気くん並みの動体視力って!懐かしさと唐突さで驚きました。真似しましたよアッパーストレート!シャドーで。
元気くんの成長が王道スポ根少年漫画だと思って育ったわたくし。しかし王道少年漫画やスポ根道をひた走るのはなにも男の子だけではないんですね。

わたくしの推しているアイドルたちはまさにその少年漫画道を走っています。

               160118-画像1

                        我那覇響ちゃん!(中央)

この沖縄出身アイドルがかわいくて仕方がない。そう、アイドルマスターです。
アイマスといえば今年10周年を迎えトータル数百人の男女のアイドルを抱える大規模コンテンツになりました。
浮気者と謗られつつもそんななかから新たなアイドルをプロデュースしてみたり・・・


               160118-画像2
                         佐竹美奈子さん(右)

今回取り上げるのは佐竹美奈子さんも参加している「アイドルマスターミリオンライブ!」

コンセプトとしては小さな劇場でもみんなで作るステキなライブ!
といったところでしょうか。もちろん土台にあるのは765プロ!全てのアイマスの中心ですからね。そこにある小さな劇場からトップアイドルを目指すのが「ミリオンスターズ」、通称シアター組です。シアター組は765オールスターズの妹分的存在です。

これがまたがんばれ元気ばり…とは言わないまでも王道少年漫画チックな?ストーリー!挑戦、挫折、友情努力勝利!


               160118-画像3


アイマスはこれまでも765や346(シンデレラガールズ)でキャラクターたちの挫折からの復活、覚醒を描いてきましたが、今回もそういった展開になるでしょう。
しかしどうしてアイドルになったのかとか、アイドルとは?といった問いに対して持っている答えはそれぞれ違います。
それが数百人という人数になっても廃れない要因のひとつかもしれませんね。
そして個人的にはやはり百合!これだけ女の子がいるわけなのでカップリングも多種多様!
アイドルを目指す最上静香さんも春日未来さんと運命的な出会いを…

               160118-画像4

            ダンスの練習をしていると干してあるシーツの向こうに楽しそうな女の子が


               160118-画像5

                     そのキラキラに目を奪われる最上さん

と、すっかり百合フィルターのかかった瞳にはそう映るわけですが…たくさんいるシアター組の中でも特別メインを張るこのふたりは夢を語って互いを高めあう存在に。


               160118-画像6


ミリオンライブは公式でアニメPVも公開されたし、TVアニメ化への期待も高まります。さらに現在中の人による全国ツアー中!
ということでアイマスコンテンツの中でも特に熱い!ミリオンライブに今後も注目です!

最新3巻(通常版)は200円で買取中です!(2016/1/16現在)



渋谷店 田名部
  1. 2016/01/18(月) 11:00:58|
  2. 渋谷店田名部

心がチクッとするけど、ふたりならほぐれる。

渋谷店のコミックスタッフ田名部(たなぶ)です。

野球が好きで、某在京球団の20年来のファンです。今年はシーズンオフにしか球場に行けず残念でした。とはいえこれからの時期も契約更改や移籍など目玉は多いですね。中でもマエケン。推しの球団ではないですが…マエケン体操はやります。就職してからメッキリからだを動かさなくなったので、自宅でできる簡単なストレッチなどで年を重ねるからだをごまかしています。

そんな中で今回ご紹介するのはルームシェアする女性ふたりが日々の疲れをストレッチで癒すマンガ、そのまま『ストレッチ』(小学館/アキリ)

              151207-1.jpg


読みやすいのはストレッチそのものが柱になっているのではなく、普段の生活で感じる不安や葛藤・ストレスをふたりでストレッチをすることで和らげているというところでしょうか。ちょいちょいシリアスが混じるところがこの作家さんらしいといえばらしい。女性読者も多いようですが、やはり元成年作家。ちょっとアングルが性的なこともありますね。しかしあくまでストレッチ。作風がキレイなこともあって不快感はありません。

     151207-2.jpg

登場するのは強気なOLの慧子さんと大学生の蘭ちゃん。高校時代の先輩後輩の関係です。
それぞれ過去や今、人間関係にちょっとしたドラマが描かれます。それでもストレッチや部屋での日常シーンを見ていると、15年かけて作られた私の百合脳が反応してやわらかな気分になります。実際そこまで百合らしさを求めてはいけないとは思いますが、あまあまじゃなくてキッパリ先輩後輩が少しジャレてるくらいが好きな方にはおすすめです。

             151207-3.jpg

本編は完結していて最終4巻がまもなく発売です。毎日のストレッチと百合でストレッチパワーを貯めましょう。


(渋谷店/田名部)



[心がチクッとするけど、ふたりならほぐれる。]の続きを読む
  1. 2015/12/07(月) 11:15:47|
  2. 渋谷店田名部

まんだらけ 通販

まんだらけ オークション